未受診の背景
未受診の要因や家庭状況を尋ねたところ、保護者の経済的困窮や健康への理解不足を指摘する声が多数寄せられました。
全体では「理解不足」が最多の54.4%でしたが、「経済的困難」「共働き」「ひとり親家庭」がいずれも35%前後を占めました。家庭の困難な状況が伺えます。
特に、治療費を補助する医療費助成制度の対象から外れる高校生(※)では、「経済的困難」が最多の6割に達しました。貧困と格差の広がりを背景に、治療が受けられない子どもの存在が浮き彫りになっています。
はじめに
「口腔崩壊」の児童・生徒がいる割合
「口腔崩壊」の児童・生徒の事例
「要受診」児童・生徒の受診率
「口腔崩壊」「未受診」問題を解決するために
大阪府に改善を要望
香西克之教授(広島大学)の提言