大阪府に改善を要望
大阪府歯科保険医協会は子どもの「口腔崩壊」「未受診」問題の解決へ向け、2018年10月17日に大阪府へ要望書を提出しました。
主な要望内容は下記の通りです。
・学校歯科健診で「要受診」と診断された児童・生徒の受診状況と、「口腔崩壊」状態になっている児童・生徒の実態を調査すること。
・児童・生徒が確実に治療を受けられるよう教育委員会や学校への指導・援助を強めること。
・ 子どもの医療費助成制度の対象年齢を入通院とも中学卒業まで拡充し、所得制限をなくすこと 。お金の心配なく治療を受けられるよう無料化を進めること。
・医療ネグレクトの早期発見と早期対応のために、スクールソーシャルワーカーの配置を進めること。
・「児童虐待チェックシート」を改定し、子どもの身体的特徴の項目に「多数のむし歯がある」を、保護者・家庭の特徴等の項目に「歯みがき習慣がない」をそれぞれ追記すること。
・府下の全小中学校で給食後の歯みがき指導ができるよう教育委員会や学校へ必要な指導・援助をすること。
・市町村のフッ化物応用事業への補助金制度を創設すること
・学校でのフッ化物洗口の取り組みを進めるため、「フッ化物洗口マニュアル」並びに「市町村教育委員会のためのフッ化物洗口導入の手引き」を策定すること