初級前半
第7課
教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。
終声とパッチム(p.26)
補足解説
P.26: 암, 안, 앙の区別は、発音する人の口を見るとわかりやすいです。ただし、口元が見えない状態での聞き分けは(日本語母語話者にとっては)けっこう難しいです。以下のページ(東京外大言語モジュール)では、口元の動画を見ることができます。
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ko/pmod/practical/01-09-01.phpP.26: 압の発音の説明として、教科書には「「あっぱく」の下線部。唇をしっかり閉じる。」と書かれています。「あっぱく」は唇を閉じたあと、「ぱ」で唇を開くのですが、最後に開かず閉じたまま終えると、압のような発音になります。同様に、앋は舌先で歯の間をふさいだまま、악は舌を引っ込めたままにするのが発音のポイントです。以下のページ(東京外大言語モジュール)で口元の動画を確認することができます。
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ko/pmod/practical/01-08-02.php
練習1(p.27)
(6) 언니は妹からみた姉、(7) 형は弟からみた兄の意味です。ちなみに、弟からみた姉、妹からみた兄はすでに習いました。覚えているでしょうか?そこで出てきたように、これらの語彙はいずれも、実際の兄姉だけでなく、親しい年上の男性・女性に対しても使われます。
(8)동생は弟、妹、どちらにも使えます。ちなみに、弟か妹かを区別したければ、남동생(弟) 여동생(妹)という語を用いることもできます。
平音の有声音化と濃音化(pp.27-28)
補足解説
教科書(および上の動画)では「消えるパッチム」の後で「ㄱ ㄷ ㅂ ㅈ」が濃音化すると書かれていますが、このほかに「ㅅ」も消えるパッチムの後で濃音化します。練習2にもこれに該当する単語がいくつかあります。
会話(p.25)
付属の音声を聞きながら練習しましょう。
コラムII:韓半島(p.29)
P.29 地図は参考程度に見ておいてください。ちなみに、半島の名称は日本では「朝鮮半島」と呼ぶのが一般的ですが、韓国では한반도 (韓半島)と呼びます。
総合練習(p.30)
外来語が多いので、単語の意味は推測しやすいと思います。홍차は漢字語で[紅茶]です。우동は日本語由来の単語です。
コラムIII:数の数え方(p.31)
朝鮮・韓国語の数詞には漢字語数詞と固有語数詞の二種類があるので、学習上はやっかいです。使い分けなどは後で詳しく学習することになりますが、ここでは、漢字語数詞の「一~十、百、千、万」と固有語数詞の「ひとつ~とお」を覚えましょう。なお、教科書にも説明があるように、여덟の二文字目はパッチムが二つ(これを「二重パッチム」と呼びます)ですが、実際には [여덜] のように発音します。
その他の参考ページ
東京外国語大学言語モジュール:朝鮮語 > 発音モジュール
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ko/pmod/practical/
特に、上でも取り上げた以下のページとその前後が今回の学習とかかわります。
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ko/pmod/practical/01-08-02.php
http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ko/pmod/practical/01-09-01.php
(ネイティブの発音を聞いたり口の動きを見たりすることができます。)