初級:
II第2課(
後半

今回は教科書第2課のpp.28-29([3] 理由・根拠の接続語尾)、pp.22-23(会話)、pp.30-31(聞き取り、韓国語の用言など)を学習します。

教科書をよく読むとともに、教科書付属音声で発音を確認しながら学習してください。

補足解説

理由・根拠の接続語尾 ~니까/으니까 (p.28)

意味・用法:教科書に書かれているように、「相手への指示や提案、自分の判断を述べる際の理由や根拠」を言う際に用いられます。日本語では「~(する)ので」「~(な)ので」と訳されることが多いです。ただし、朝鮮・韓国語において「~(する)ので」と訳しうる語尾はいくつかあり(例えば、第4課の ~아서/어서)、類似するいくつかの語尾を学習していく中で、それらの区別が重要になってきます。今回学習する ~니까/으니까 は、上にも書いた「指示や提案」(つまり、「~したらどうですか?」「~してください」など)の文の中で、その前半部で理由を示す際によく用いられます。

活用:받침有無型でㄹ脱落をします。

  • 母音語幹: 오다 -> 오니까

  • ㄹ語幹: 알다 -> 아니까 ... ㄹ脱落に注意

  • 子音語幹: 좋다 -> 좋으니까

[その他の補足]

  • P.28の最後に書かれているように、過去の -았/었 の後にもつけることができます。

会話 (p.22)

P.23の決まり文句、新しい語句、文法を参考にしながら理解しましょう。

[その他の補足]

  • 2行目:바꾸시면 돼요 の 시면 돼요 は (으)시 (尊敬)と (으)면 돼요 (「~すればいいです」、第1課で学習)に分解できるのですが、 (으)시はまだ学習していません(第4課で学習します)。ここではひとまず (으)면 돼요 を敬語にしたかたちとして理解しておいてください。

聞き取り(p.30)

付属音声を聞きながら聞き取り問題をやりましょう。

韓国語の用言(p.31)

朝鮮・韓国語の用言は、日本語の用言とは異なった分類をするのが一般的です。日本語の用言は品詞によって語尾が違いますが、朝鮮・韓国語の用言は、基本形(辞書形)はすべて 다 で終わります。ただし、今後様々な語尾を学習する中で、品詞によって活用の仕方が違ってくることがあるので、用言の分類を理解しておくことは重要です。

日本語の品詞分類にはない「存在詞」と「指定詞」が特に重要です。存在詞は 있다(ある/いる)と 없다(ない/いない)と、これらから派生した用言(재미있다, 재미없다 など、있다・없다で終わる用言)、있다の尊敬形である계시다のみから成っています。

指定詞は ~이다 と 아니다 から成ります。これまでに名詞文の「~です」に相当するものとして学習した ~이에요 は、実は指定詞 ~이다 のへヨ形と捉えることができます。同様に、名詞文の否定の 아니에요 は 아니다 のへヨ形です。(これらのへヨ形への活用は、規則に従わない例外的なものです。)