初級後半:
第5課(3)

今回は教科書第5課のpp.55-57([3] 前提説明の接続語尾)、pp.50-51(会話)、p.57(聞き取り)を学習します。

教科書をよく読むとともに、教科書付属音声で発音を確認しながら学習してください。

補足解説

前提説明の接続語尾 ~는데, ㄴ데/은데 (pp.55-57)

意味・用法:教科書p.55の一つ目の例文(「昼ご飯食べに行くんだけど~」)のようにその後の説明の前提をあらわしたり、二つ目の例文(「顔は知ってるんだけど~」)のように前半と後半の内容が対立することを示したりする場合に用いられます。日本語の「~だけど」「~なのに」と似ています。また、文の最後に用いられ、「~だけど・・・」のように最後まで言い切らずに文を終えるような場合にも用いられます(この点も日本語と似ています)。動詞・存在詞に対しては~는데、形容詞・指定詞に対しては~(으)ㄴ데が用いられます。(これは用言の現在連体形と同じです。)

活用:動詞・存在詞に対して用いられる~는데は単純型で、ㄹ語幹用言に対してはㄹ脱落を伴います。(動詞・存在詞の現在連体形~는の場合の活用と同じです。)

  • 母音語幹:가다 -> 가는데

  • ㄹ語幹:알다 -> 아는데

  • 子音語幹:있다 -> 있는데

形容詞・指定詞に対して用いられる~(으)ㄴ데は받침有無型で、ㄹ語幹用言に対してはㄹ脱落を伴います。(形容詞・指定詞の現在連体形~(으)ㄴの場合の活用と同じです。)

  • 母音語幹:~이다 -> 인데

  • ㄹ語幹:멀다 -> 먼데

  • 子音語幹:좋다 -> 좋은데

[その他の補足]

  • 希望の~고 싶다に対しては(고の前につく品詞が何であるかにかかわらず)은데がつきます。過去形の았/었に対しては(品詞が何であるかにかかわらず)는데がつきます。(教科書p.56の最初の説明)

  • ~는데, ~(으)ㄴ데を文末に使う場合、요をつけると(つまり、~는데요, ~(으)ㄴ데요)表現に丁寧さが加わります。(教科書p.56の最後の説明)

会話 (pp.50-51)

P.51の決まり文句、新しい語句、文法を参考にしながら理解しましょう。

[その他の補足]

  • 3行目 1103호실, 9行目 1층: 部屋の号数や建物の階の数は漢字語数詞で読みます。

  • 6行目 금지되어 있습니다: 되다に対する陰陽型の活用は、縮約しない되어と縮約した돼の両方がありえます。ここでは縮約していない形が用いられています。

聞き取り(p.57)

付属音声を聞きながら聞き取り問題をやりましょう。