初級前半
第 11 課

教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。

補足解説

  • P.49 激音化: “몇 호실”がなぜ [며토실] と発音されるかわかるでしょうか?
    몇 호실
    -> 멷호실 (パッチムのㅊはㄷと同じ発音になる)
    -> 며토실 (激音化)
    以上のような変化の過程を経ていると考えてください。

  • P.49 激音化: “괜찮다” のように二重パッチムでそのうちの一つ(右側のパッチム)がㅎであるとき、左側のパッチムの発音はそのまま残り、右側のパッチム(ㅎ)が後ろの平音を激音化させる力を持ちます。

  • P.50 月日:朝鮮・韓国語の数詞に漢字語数詞と固有語数詞の2種類があることは、以前に学習した通りです。月日を言い表すときは、このうち漢字語数詞のほうを用います。月日の言い表し方は単純ですが、「6月」「10月」だけは注意が必要です。教科書の説明にもあるように、「6月」と「10月」は例外的に “유월”, “시월” となります。つまり、漢字語数詞にもともとあったパッチムが脱落します。

  • P.50 月日:発音の際は、連音するものが多いので注意しましょう。付属音声をよく聞いて練習してください。なお、16日の “십육일” は例外的に [심뉴길] となるので、発音の際に注意が必要です(「26日」も同様)。

  • P.51 韓国の記念日:韓国では基本的に新暦を用いるものの、旧暦も日本と比べると生活の中に根付いている部分があります。特に、いくつかの記念日が旧暦で定まっていることは注目に値します。例えば、正月 (설) は旧暦の1月1日です。新暦と旧暦の対応関係は年によって異なるので、正月 (설) が新暦で何月何日になるかは、年によって異なることになります(おおよそ1月下旬から2月中旬のどこかです)。