初級前半
第 14 課(前半)

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補足解説

  • P.61 指し示す言葉:日本語の「この/これ」「その/それ」「あの/あれ」という三系列は基本的に、話し手の手元にあるもの、聞き手の手元にあるもの、話し手・聞き手のいずれからも離れているもの、というように使い分けされていると思います。朝鮮・韓国語の이/이것, 그/그것, 저/저것 の三系列も、基本的にこれと同じです。
     名詞を修飾するとき(「この、その、あの」)は이, 그, 저、「これ、それ、あれ」という意味では이것, 그것, 저것を用います。教科書にも書かれているように、 이것, 그것, 저것は話し言葉では이거, 그거, 저거となります。


  • P.61 所有・所属表現:第6課で半母音ㅢを習った際に、의が「の」の意味の助詞として発音されるときは [에] と発音されるという説明が出てきました。しかし、実際には日本語で「の」が出てくるようなケースにおいて、의という助詞は用いられないことが多いです。
     P.61の説明にあるように、所有や所属を表すときはふつう、単語を並べるだけで表現します。教科書の例の은희 씨 핸드폰(直訳すると「ウニさん携帯電話」), 선생님 차(直訳すると「先生車」), 나니와대학교 학생(直訳すると「ナニワ大学学生」)の通りです。日本語の感覚と違うので注意しましょう。


  • P.61 所有・所属表現の後半:「私」は저または나ですが、「私の~」は제~, 내~となります。母音がかわるので注意しましょう。また、제, 내と後に続く名詞との間にはスペースを入れます。