初級後半:
第6課(3)

今回は教科書第6課のpp.65-66([3] 友だち言葉)、pp.58-59(会話)、p.67(聞き取り)を学習します。

教科書をよく読むとともに、教科書付属音声で発音を確認しながら学習してください。

補足解説

友だち言葉 (pp.65-66)

解説:日本で同年輩や年下の親しい人に対して丁寧語を使わず、いわゆる「ため口」が用いられるのと同様に、韓国でも同年輩や年下の親しい人に対しては丁寧語を用いません。このような「ため口」に相当する言葉遣いを、朝鮮・韓国語で반말といいます。多くの場合、これまで学習した様々な語尾で末尾が요である場合、요をとることで반말になります(例えば、갈게요 -> 갈게)。

[その他の補足]

  • 疑問については、먹어?, 좋아?のような形のほかに、먹니?, 좋니? という形も用いられます。この場合の~니は単純型<ㄹ脱落>の活用をします。

  • 誘いかけについては、먹어 のような形のほか、먹자 という形も用いられます。この場合の ~자 は単純型の活用をします(ㄹ脱落はしません)。

  • 指定詞 ~이다, 아니다 の반말は特殊で、平叙文において ~(이)야, 아니야 の形をとります(前の名詞の末尾にパッチムがない場合、이 は省略され ~야 の形になります)。疑問文においては、~(이)야?, 아니야? のほか、~(이)니?, 아니니? の形も用いられます(この場合も、前の名詞の末尾にパッチムがない場合、이 は省略されます)。(教科書p.66前半)

  • 반말で話す際、用いる代名詞にも注意しましょう。一人称は 나、二人称は 너 を用いることが普通です。なお、以下のように、所有形や助詞가をつけた場合に母音がかわるので注意しましょう。(教科書p.66中ほど)

    • 一人称所有形「私の~」「僕の~」:내 ~

    • 二人称の所有形「君の~」: 네 ~(ただし発音はたいてい [니] となる)

    • 一人称「私が」「僕が」:내가

    • 二人称「君が」:네가 (ただし発音はたいてい [니가] となる)

会話 (pp.58-59)

P.59の決まり文句、新しい語句、文法を参考にしながら理解しましょう。

[その他の補足]

  • この会話では、수빈は一貫して반말を用いています。

  • 1行目: 미쿤데요は 미쿠 + 指定詞 이다 + (으)ㄴ데요において이が縮約により脱落した形です。

  • 下から4行目~下から3行目: 8번の8は漢字語数詞として読みます。 一方、6시の6は固有語数詞として読みます。

聞き取り(p.67)

付属音声を聞きながら聞き取り問題をやりましょう。