初級後半:
第2課(1)

今回は教科書第2課のpp.24-26(様々な意味と用法、新しい表現と文法 [1] 依頼表現)を学習します。

教科書をよく読むとともに、教科書付属音声で発音を確認しながら学習してください。

補足解説

意志・推察・謙譲表現 ~겠다, 겠어요, 겠습니다 (p.24)

推察の用法としての ~겠다 は初級前半の教科書(コミュニケーション韓国語:聞いて話そうI)の第8課(p.33)にも出てきました。ここでは、より多くの用法が取り上げられるとともに、丁寧形の語尾を伴った形も取り上げられています。なお、この語尾は単純型の活用をします(つまり、語幹にそのままつきます)。

謙譲の例文として挙げられている "잘 모르겠어요."(よくわかりません。)、"네, 알겠습니다."( はい、承知しました。)はよく使われるので、決まり文句として覚えておきましょう。

에の省略 (p.24)

初級前半でも出てきましたが、場所を表す以下の四つの代名詞をまず確認しておきましょう。

  • 여기 ここ

  • 거기 そこ

  • 저기 あそこ

  • 어디 どこ

教科書の解説にあるように、~에(~に)、~에서(~で)をつけた場合、たとえば 「ここに」という意味で여기에と여기はどちらも可能で、話し言葉では後者の에が省略されたかたちがよく用いられます。同様に、여기에서とも여기서ともいい、話し言葉では後者がよく用いられます。

依頼表現 아/어 주세요, 아/어 주시겠어요? (p.25)

意味・用法:教科書に書かれている通り、「人に依頼する場合」の表現で、~아/어 주세요は「~てください」に近い意味です。第1課で学習した ~(으)세요 と今回学習する ~(아/어) 주세요 はどちらも「~てください」と訳されますが、前者が指示・勧めであるのに対し、後者は依頼(つまり、話し手が希望してお願いする)だという違いがあります。教科書に出てくる "여기 사인하세요" と "여기 사인해 주세요" (ここにサインしてください)の違いがわかりやすいでしょう。芸能人にファンが依頼する場合は、あくまでもファン側の希望によるものなので、後者の形が用いられるわけです。
 "~아/어 주시겠어요?" は、(教科書に書かれている通り)より丁重に依頼する場合の表現です。

活用:この語尾は陰陽型の活用をします。つまり、해요形と同じタイプの活用です。해요形から요をとったものというように理解することもできます。

陽母音語幹: 깎다 --> 깎아
陰母音語幹: 열다 --> 열어
하다用言: 안내하다 --> 안내해

単語ポケット2(p.26)

単語ポケット2に出てくる表現の意味は、付録の単語リストを見て確認しましょう。