初級後半：
第７課（１）

今回は教科書第7課のpp.70-71（様々な意味と用法、新しい表現と文法 [1] ㄷ変則用言）を学習します。

教科書をよく読むとともに、教科書付属音声で発音を確認しながら学習してください。

補足解説

日本語の「AのB」には様々な用法がありますが、そのうちでA=Bの関係が成り立つようなケース（「～である～」と置き換え可能なケース）で、~인 が使われます。教科書にも書かれている通り、指定詞 ~이다 の連体形です。

~니까/으니까 という語尾は、理由・根拠を表す語尾として第2課ですでに学習しました。今回学習するのはこの語尾の別の用法で、何かがきっかけで何かに気づいたというような場面で用いられるものです。

第5課で、前提説明の語尾 ~는데 （動詞・存在詞の場合）、~ㄴ데/은데 （形容詞・指定詞の場合）を学習しました。同じ語尾の別の用法として、感嘆の用法があります。教科書に書かれているように、「その場で見聞きしたことが意外であったり、予想以上だった場合」に用いられます。

朝鮮・韓国語の用言には、「変則用言」といって、これまで学習したのとは違う例外的な活用をするものがあります。変則用言にはいくつかのタイプがあり、今回はㄷ変則用言を学習します。なお、ㄷは디귿（ティグッ）と読みます。

ㄷ変則用言は語幹がㄷで終わるものの一部です。つまり、語幹がㄷで終わる用言には、ㄷ変則用言と、そうではない一般の用言（規則的に活用する用言）があるということです。ㄷ変則用言においては、받침有無型と陰陽型の語尾がつくときに、ㄷがㄹに変化します。なお、この場合ㄹ脱落は適用されません。

例）듣다

参考までに、語幹がㄷで終わる一般の用言（変則用言ではないもの）の活用の例は以下の通りです。

例）받다

語幹がㄷで終わる用言について、それが変則用言か一般の用言かは、基本的に覚えるしかありません。教科書p.71の単語ポケット7にㄷ変則用言とㄷで終わる一般の用言の例がいくつか挙げられています。