初級前半
第 19 課(後半)

教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。

補足解説

  • P.92:
     以前に説明したように、朝鮮・韓国語の用言の活用には、大きく三種類があります。そのうちの二つ、単純型と陰陽型はすでに学習しました。今回学習するのは、もう一つのタイプ、「パッチム有無型」です。
     パッチム有無型の活用は、その名の通り、語幹末にパッチムがあるかないかで活用の仕方が変わるものです。パッチムで終わるとき(子音語幹)は 으 が入り、パッチムで終わらないとき(母音語幹)は 으 が入らないという活用をします。また、パッチムで終わる場合でも、語幹末のパッチムが ㄹ で終わるものを特別に 「ㄹ語幹」(リウル語幹)と呼びますが、ㄹ語幹は母音語幹と同様に 으 が入らないという特徴があります。
     今回学習するのは -러/으러 という語尾です。母音語幹とㄹ語幹のときは -러 が接続し、子音語幹のときは -으러 が接続します。意味は日本語の「~しに行く」「~しに来る」などの「~しに」とよく似ています。

  • P.92 練習4:시내 という単語は、日本語の「市内」とは若干ニュアンスが異なり、単に市の中ということではなく、市の中心的な繁華街を指します。名古屋でいえば栄が典型的な 시내 だと考えればよいと思います。

  • P.88 会話

    • 2行目: “같이” は [가치] と発音します。注意しましょう。(ここには「口蓋音化」というまだ習っていない発音規則が関わっています。)

    • 3行目: “갔다 왔어요” は文法的にはまだ学習していないので、決まったフレーズとして覚えてください。