初級前半
第 17 課(前半)

教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。

補足解説

  • P.75: 流音化には、ㄹパッチムの後に初声のㄴが続く場合と、ㄴパッチムの後に初声のㄹが続く場合という二つのタイプがあります。いずれの場合もㄴがㄹに変化します。なお、ㄹを「流音」と呼ぶため、これらのタイプの発音規則を「流音化」と呼びます。

  • P.75 二重パッチムII:二重パッチムは以前に学習しましたが、ここでは二重パッチムのうちの2番目の字母がㅎの場合について学習します。このタイプの二重パッチムは基本的にㅎ以外のパッチムのみを読みますが、後ろに平音が続くときには平音を激音化させる点に注意が必要です。(これについては11課の「激音化」のところでも学習しました。)

  • P.76 主語を表す助詞:
     これまで、~가/이 について、二つの用法を学習しましたが、三番目に学習するこの用法が、実際には ~가/이 としては最も主要なものです。

    • 第10課 疑問詞疑問文の主題(「~は」) ex.  고향이 어디예요?

    • 第14課 名詞文の否定における主語(「~では」) ex. 핸드폰이 아니에요.

    • 第17課 主語(「~が」) ex. 친구가 많아요.

 なお、日本語における「~は」と「~が」の区別と、朝鮮・韓国語における “~는/은”と“~가/이”の区別はよく似ていて、多くの場合一致します(ただし、疑問詞疑問文の主題のように、一致しないところがときどきあります)。

 また、以前にも学習したように、前の名詞の末尾にパッチムがないときは가となり、パッチムがあるときは이となります。

  • P.77 つなぎの助詞:「~と」にあたる助詞です。前にくる単語の末尾にパッチムがないときは랑、あるときは이랑がつきます。