初級前半
第9課

教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。

補足解説

  • P.39: 解説に書かれているように、미안해요, 죄송합니다は日本語の「すみません」のように呼びかけや感謝の意味では使いません。つまりどういうことかというと、日本語の「すみません」は謝罪の場面で用いられる一方で、道端で誰かに声をかけるとき(呼びかけ)や、誰かにプレゼントをもらったとき(感謝)にも用いられることがあるのです。これと同じ感覚で미안해요や죄송합니다を使ってしまうと、常に謝罪の意味になってしまうため、場面によっては違和感を与えてしまうということです。

  • P.40 「ㅎの弱音化 a」: ㅎは響くパッチムの後で弱音化する傾向にあります。ㅎの発音が弱く残ることもあれば、消えてしまうこともあります。例えば、”미안해요” において ㅎ が消えると、
    미안해요 -> [미인애요] -> [미아애요]
    のように、連音が生じます(連音については第8課参照)。
     ㅎが母音の後にくるときは、ㅎが発音されるときもありますが、やはり弱まる傾向にあります。例えば、이해해요 の二つの해は、「へ」と「エ」の中間のような発音になることが多いです。

  • P.41 「鼻音化I」:”거짓말” や “옛날” のようにパッチムがㅅのときは、二段階で考える必要があります。
    거짓말 -> [거짇말] (パッチムのㅅはㄷの発音になる。第7課参照) -> [거진말] (鼻音化I)

P. 41 「鼻音化II」:鼻音化IIは ㄹ -> ㄴ というタイプの鼻音化です。練習4の”국립” のような例では、2段階に考えるとよいでしょう。

국립 -> [국닙] (鼻音化II)-> [궁닙] (鼻音化I)

その他の参考ページ

(ネイティブの発音を聞いたり口の動きを見たりすることができます。)