教科書と教科書付属音声を利用しながら学習を進めてください。
P.71 発見・気づき表現:教科書の解説の通りです。語末にパッチムがあるかないかで形が変わるので注意しましょう。
P.71 身近な人々:
これまでに出てきた兄弟姉妹を中心とした語彙がまとめられています。兄・姉については、男性からみた場合と女性からみた場合で用いる語彙が異なります。弟・妹は区別せずに 동생 という単語を用います。(区別したい場合は 남동생「弟」、여동생「妹」という単語を用いることもできます。
先輩・後輩は선배, 후배 ですが、親しい間柄では(以前にも説明したように)兄・姉にあたる語彙を用いることがあります。
동갑 は「同い年」、막내は「末っ子」です。
P.72 手段・方法を表す助詞:
日本語の「~で」には様々な用法があります。そのうち、手段・方法・材料・資格に関する「~で」は ~(으)로 が用いられます。(ちなみに、「教室で」など場所の「~で」は後で習う ~에서 が用いられます。)
語末にパッチムがないときは로, あるときは으로 となります。ただし、語末のパッチムがㄹのときは으로ではなく로がつくので注意が必要です。
P.68:3行目で누나という単語が用いられていますが、これも上の「身近な人々」の説明に書いた、親しい間柄に兄・姉の語彙を用いるケースです。ちなみに、このセリフの話し手は未来さんですが、男性であるスビンさんにとっての年上の女性ということで、(언니ではなく)누나が用いられています。
P.73 コラムX:上下関係で言葉遣いを変えることは日本でもありますが、韓国では日本以上にはっきりと言葉遣いを(丁寧形にするかタメ口にするか)使い分ける傾向にあります。そのため、誰かと出会うと、はやい段階で年齢を尋ね、自分より上なのか下なのかを判断しようとする傾向にあります。このコラムにまとめられているように、様々な表現があります。これらの表現を今の段階で全て覚える必要はありませんが、参考として見ておいてください。なお、干支を尋ねる文で “개 때예요.” と書かれているかもしれませんが、 “개 띠예요” の誤植です。