~「報われない努力だったかもしれないけど、一生懸命やりました」(羽生結弦)~
白銀の城北中央公園、全員野球でキングヤンキースを追い詰めるもあと一歩及ばず!
2022年シーズン4試合目となるこの日の2日前の木曜日、東京都心を含む関東地方に降った大雪、これでこの日11時からの試合は開催困難かと思われ、櫻町監督はその人脈をフル稼働し、中止の場合の12時の学田公園を押さえるという完璧なバックアップ体制を敷く。試合前には、先週通算1000打席を達成した山下から「都立グランドはやる気がない」との痛烈な指摘、これに発奮した城北中央公園スタッフは11時からの試合開催を決行、外野定位置から後方に雪がくっきり残る状態でプレーボール。
ビッグアプセット先発は石井大和、初回キングヤンキース打線をサードゴロ2つとセカンドゴロの内野ゴロ3つに三者凡退に打ち取る。水分をたっぷり含んだ内野グランド、足をとられバウンドも読めない状況の中内野陣も奮闘だ。
すると初回裏のビッグアプセットの攻撃でいきなりの先制パンチだ。先頭石井大和が初球をフルスイングすると、鮮やかな青空に白球が舞い上がりこれがライトオーバーの大飛球、石井大和はぬかるむダイヤモンドを駆け抜けいきなりのスリーベース!さらに2番石井でのワイルドピッチでホームイン、石井大和いきなりの独り舞台、トリプルコーク1440が炸裂し攻撃開始ほぼ1分での電撃先制だ!
さらにこの回、2番石井がフォアボール、3番山下がデットボール、盗塁を絡めノーアウト2・3塁で4番芝田のサードゴロで石井が生還し2点目!この後もフォアボール2つでワンアウト満塁と初回大量点のチャンスが続くが、ここは後続が倒れ3者残塁でチェンジ。
2点先制したビッグアプセットだが、2回表のキングヤンキースの攻撃では、アンラッキーなものも含め4安打を集中され3点を奪われる。
逆転を許したビッグアプセットの2回裏の攻撃、先頭薮下が鮮やか流し打ちのライト前ヒット、続く西村が技あり三遊間内野安打の連打でノーアウト1・2塁とまたしてもチャンス。しかしここは大河原が通算598回目の三振、続く石井大和が完璧に捉えるもセカンド正面のダブルプレーとなる不運でチェンジ、ビッグアプセットはチャンスでランナーをためながらもどうしても追加点が奪えない。
続く3回表キングヤンキースの攻撃、再び2安打で1点を失いさらにツーアウト1塁、ここで相手5番が放った打球は青空に高く舞い上がった内野フライ、捕球体制に入ったショート村上、しかしぬかるんだグランドに足を取られたかこれをキャッチできず、さらに続く打者もデットボールでツーアウト満塁とピンチが続く。すると続く7番の打球はショートへのゴロ、リベンジに燃える村上は泥のグランドに果敢にチャレンジ、これを鮮やかにさばきファースト送球でアウト!常に挑戦のクァッドアクセルが決まり追加点を許さずチェンジだ!
するとこの流れを受けて3回裏のビッグアプセットは反撃だ。ワンアウトから3番山下が見事な流し打ちでライト前、相手ライトが決死のファースト送球に対し山下も決死の激走、タッチの差でセーフとなり出塁。続く4番芝田、内角ストレートをジャストミートすると45度の打球がレフト後方に舞い上がる、このレフト後方K点越えヒルサイズ到達の打球が白銀の世界に着弾するツーベース、真芯くった快心のバッティングでワンアウト2・3塁とチャンス拡大だ。続く田辺デットボールで満塁となると、ここで6番小川が秘技打撃妨害を繰りだしこれで山下が還り3点目で1点差!さらにワンアウト満塁で7番村上がツーストライクからファールで粘りに粘ってフォアボールをもぎとり芝田が押し出しでホームインしついに同点だ!
4-4の同点でさらにワンアウト満塁の大チャンス、迎える打者が昨年首位打者争いの櫻町、薮下とまたとない勝ち越しのチャンスにビッグアプセットベンチも最高潮のヒートアップだ!ところが初回快心のセンターライナーを放っていた櫻町がここでキャッチャーフライ、さらに続く薮下もキャッチャーフライとまさかの連続キャッチャーフライで3者残塁、消化不良の攻撃終了となった。
このまま試合は膠着状態、同点となってから石井大和は立ち直り4・5回の2イニングをいずれも三者凡退、ビッグアプセットも5回裏に先頭石井のヒットと盗塁でサードまでランナーを進めるも山下、芝田、小川が倒れこれを還せず無得点。最後は時間切れとなった6回表キングヤンキースの攻撃、ワンアウト3塁でのレフトフライが犠牲フライで5点目となったところで時間切れゲームセットとなった。
ランナーをためながらも還しきれなかったビッグアプセットは攻撃5イニングで9残塁の消化不良の試合となってしまったが、貧打に泣いた先週に比べ6安打、11人中9人が出塁する全員野球で打線は春を迎える来週以降への期待が高まる。先発石井大和も不運なヒットに泣いたが引き続きキレ抜群のストレートにツーシームもピッチングの幅を広げ本格的なエース君臨に名乗りを上げた。あとはこの日出塁のなかった櫻町と大河原の爆発を待つばかりだが、一方で大河原はついに前人未到の通算600三振にリーチ、人類史上最強のルーティンに匹敵する大記録が来週いきなりのクライマックスを迎える。オミクロンもピークアウトの兆候をみせ、雪降れども春遠からじ、本格的な春の到来に向け新たな気持ちで城北中央公園を後にするビッグアプセットナインであった。
<監督談話>
雪の影響で厳しいグランドコンディションの中、石井大和くんが力のあるストレートとチェンジアップで粘りのナイスピッチング。さらに自身でも先頭打者スリーベースを放つなど投打にわたる活躍。バックもサード藪下くんが痛烈なゴロをさばき、ファースト芝田も難しいバウンド処理をことごとくナイスキャッチするなど盛り立てた。
打撃は1回と3回の満塁のチャンスであと一歩。4得点はワイルドピッチ、打撃妨害、四死球でタイムリーはなかったものの、それまでのつなぐ野球に足を絡ませたチャンスメークで相手にプレッシャーを与えた成果で渾身の4点だ。石井大和くん、石井さん、山下、芝田、藪下くん、西村にもヒットが出て、徐々に打線も活気づいてきた。痛快な一撃は来週、爆発させよう❗️
来週は2月19日(土)12時から萩中公園で強そうな印象のLeftyBearsと初対戦です。
みなさん積極的な出席表明、よろしくお願いします。
では来週❗️
みんな、よろしく❗️