「これぞエースの品格」(バズーカ山下さん)
勝負の神様帝釈天も見守る柴又野球場で16点の猛攻を見せて、ベイツァーズ相手に見事快勝!
予報では天気が心配される週末だったが、開けてみれば夏が戻ったかのような暑さの晴天に。
助っ人の牧を含めて9人ちょうどのビッグアップセットナインは、各自気合いを入れて試合に臨んだ。
初回は先頭の牧がデッドボールで出塁するとすかさず盗塁も決めて、いきなり無死二塁のチャンスを作る。
続く石井さんも冷静に四球を選ぶと、前日には次男も誕生しノッている3番谷上も巧みなバットコントロールでライト前に運び満塁とする。
過去にもほとんど記憶の無い4番に緊張してかしてないか丸野は打ちあげてしまい1死となるが、続く村上さんが死球となり1点を先制!
続く田辺さんもレフトに鋭いライナーを放つも、相手のレフトが好捕。ランナーも勇み足となってしまい、まさかのゲッツーでチェンジとなる。
最少失点で切り抜けた相手も勢いそのままに反撃したい中で、先頭バッターの当たりがセンター前に抜けそうな当たりを放つ。
ピッチャー石井さんの懸命に出したグラブも弾いてしまうが、ショート牧がすかさずフォロー。
ジャンピングスローのストライク送球にファースト櫻町さんも懸命に体を伸ばすと、これが間一髪アウトとなりチームも大盛り上がりだ!
後続もサード西村さんが軽快にゴロ捌き、肩痛から復活のアピールもあり無失点で抑えた。
勢いに乗るビッグアップセットは2回に猛攻を見せる。
先頭の西村さんが四球で出塁すると、快足を飛ばして三盗を決めてチャンスメイク。
櫻町さんも四球からすかさず盗塁を決めてチャンス拡大とするが続く山下さんは左打席から逆方向への流し打ちを見せるもショートの好守備に阻まれ1死となる。
牧が冷静に四球を選び満塁とすると、石井さんにレフト前タイムリーが生まれ追加点を奪う。
谷上も低めの選球眼良く四球で続くと、丸野がライトに2点タイムリーを運び加点。
その後村上さんの内野ゴロやワイルドピッチの間にも点を奪い、一旦はランナーなしとなるが田辺さんが四球を選んで出塁するち、西村さんが左中間に放った快打がタイムリーとなり攻撃の手を緩めず打者一巡となり、一挙に7点を奪うビッグイニングとなった。
2回の守備ではショート牧が軽快にゴロを2つ捌いて、2死とすると続く打者はレフトに浅いフライを放つ。一瞬ヒットかと思われたがレフト山下さんが猛ダッシュで落下地点に入って好捕し三者凡退とした!
打者やカウントごとに都度ポジションを修正しているからこそ生まれた素晴らしいプレーだと思います。
勢いに乗るビッグアップセットは1死から初回同様に牧が死球で出塁し盗塁を決めて、チャンスを作った。
2番手投手の大きなスライダーに石井さんが思わず見逃し三振してしまい2死となる。
続く谷上もカウント2-2と追い込まれてからのスライダーにタイミングが泳いでしまう。
万事休すかと思われた瞬間、谷上が打席内でもう一度体制を立て直し、センター前に痛烈なセンター前タイムリーを放つ!
狭い二遊間を貫く驚異の一打は相手チームも脱帽の一打となった。
先発の石井さんは尻上がりの投球を見せ、カーブを駆使して凡打の山を築く。
3回にはセンター前に抜けようかという当たりをセカンド田辺さんが好捕。
そのまま踏ん張り、ファーストへストライク送球でアウトとしナイスプレーとした。
4回の攻撃では田辺さんが四球で出塁するも、2番手投手の速球に差し込まれてしまい無得点に終わる。
その裏の守備ではセンター丸野がセンター前の当たりを後ろに逸らし、1死3塁のピンチを招いてしまう。
石井さんは急なピンチにも動じることなく、続く3番打者を三振に奪うと4番にはライト前に運ばれるが、ライト谷上が猛然とチャージを掛けてライトゴロとして無失点で切り抜けた!
5回の攻撃では石井さん、谷上、丸野、村上さん、田辺さんが連続四死球となって更に2点を追加。
5回の裏には名手谷上でもあと一歩届かないライト前ヒットで出塁されると2死2塁からは、これまた飛び込んだショート牧の横をわずかにすり抜けるタイムリーを浴びて1点を返される。
それでも石井さんは動じることなく、冷静に淡々と後続を抑えてピンチを切り抜けた。
6回には櫻町さん、山下さん、牧が四死球で満塁のチャンスを作ると1死から谷上も四球を選び、追加点を奪う。
なんとこの日の谷上は技あり2安打、3四球の全打席出塁!
続く丸野の当たりでは前の走者を追い越さんばかりの脚力も見せつけ得点を記録するなど、大活躍の1日となった。
2死からは田辺さんが全力でファーストベースを駆け抜けると、これがこの回合計5点目となるタイムリーとなった。
最後の守備では櫻町さんがファーストゴロ2つ軽快に捌くと、ショート後方のフライには牧が風も計算に入れた背走からナイスキャッチとして石井さんの省エネピッチングにバックが応えて、見事無四球完投勝利となった。
試合後には帝釈天にもお参りをし、それぞれ思いを馳せるとともに
男はつらいよの舞台ともなったとらやにて食事をし、今後の英気を養った。
予想外の気温に、9人ギリギリという状況の中でも動じることなく、毅然としたピッチングでチームを勝利に導いた石井さんに対しては山下さんから「これぞエースの品格」という言葉が生まれ、最大級の賛辞が送られると共に芝田さんの戦評や大河原さんのマネジメントが、毎週如何に偉大なものであるかを感じながら柴又を後にするのであった。
<監督コメント>
寅さんの聖地、葛飾柴又の矢切の渡しにほど近い野球場で行われた今季第34戦は、前日の夜に牧くんの助っ人参加が決まりギリギリ9人、オヤジ率ぼぼ100%の布陣だったが、これを受け入れ、楽しみ、力に変えて勝つというみんなの集中力で快勝❗
石井さんはショート牧くんのカニ歩き後の空中ダイビングをマウンドで真似て笑いに変え、セカンド田辺さんの5歩横へのフライを何故かライト谷上くんが10m後ろから全力ダッシュしダイビング、センター丸野くんは前進ダッシュでわずかに届かず3塁打にしてしまったが打撃では満塁のチャンスに走者一掃スリーベースを放ち、その時のセカンドランナー牧くんは打球をもたもた見てる間にファーストランナー谷上くんにあと1m後ろまで迫られる危機の中無事ホームイン。
この数々の真剣ながらも笑いの起こる場面をピッチャー石井さんはモノともせず楽しみ、包み込む懐の深さを見せ、ピッチングはストライク先行、最後まで力強いナイスピッチング。まさにバズーカ山下の言う通り、エースの品格を示した。
この日は芝田がお嬢様の結婚式でバージンロードを歩き切り、大河原は義理のお祖父様の104歳の大往生を心を込めて送り、谷上くんは前日未明にアジジロウのグランドネームを持つ次男が誕生。試合前には村上が寅さん記念館を視察しフーテンの寅さんの人情に触れた。この日は葛飾柴又、寅さんはそのすべてを青い空の上から見て、あの笑顔で包み込んでくれているに違いない。
さて来週は9月24日(土)は11時から萩中公園で試合です。
みなさんの出席表明お願いします❗
丸野くん、土曜日の戦評、スコアのエクセルも送信してください。
では来週❗
みんな、よろしく❗