~「陸の王者、ビッグアプセット!」~
聖地神宮外苑で追いつ追われつの大接戦、全員野球で激戦に快勝!
前日昼過ぎまでの激しい雨で試合成立が心配されたが、聖地神宮外苑グランドは水はけがよい、さらにこの日は最高気温が27度まであがりいよいよ本格的な夏の気配、試合は神宮球場をレフト後方に臨み、相手は剛球投手を何人も擁しこの日も朝10時からダブルを敢行する東京Ablaze、ビッグアプセットナインの野球心を盛り上げるに十分な状況で、コアメンバー11人が神宮外苑に集結だ。
ハイテンションでプレーボールしたこの試合、この日も先攻をゲットしたビッグアプセットの初回表の攻撃、ツーアウトから3番伊藤がフォアボールで出るとつづく4番芝田ショート頭上を鋭く破る快心のレフト前ヒット、ワイルドピッチで2・3塁となったところで久々登場の5番鈴木は完璧ジャストミートで打球3塁線を突破!かにみえたが、これが惜しくもファールとなり結局この回は無得点。
その裏、ビッグアプセット先発の石井は1・2番を打ち取ったあと相手3番に内野安打を許すが、そのランナーの一瞬のスキを見逃さず鋭い牽制で一塁アウト!初回から緊張感満載でゲームははじまった。
2回表、ワンアウトから西村が快心のレフト前ヒットででるが後続つづかず無得点、2回まで0-0で試合は進むが、この試合を動かしたのは石井大和だ。3回表のこの攻撃、先頭大河原がエラーで出るとつづく石井大和は相手投手のストレートを完璧ジャストミートで捕らえると、打球はセンターを大きく超える大飛球、神宮室内練習場に向けて打球が転々とする間にバッター石井大和はホームランを確信し猛ダッシュ、石井大和の足音を背中に聞きつつ一塁走者・大河原は顔をひきつらせて激走、途中で転ぶこともなく無事両者ホームイン、快心のツーランホームランとなりビッグアプセット先制だ!
しかし若手中心の東京Ablazeの反撃は3回裏、エラー絡みでツーアウト2・3塁から相手1番の打球が鋭く3塁線を突破、これで2点を返され同点とな るが、レフト後方コブシ球場の人工芝に打球が到達しこのままレフト線を破られるとホームランとなる場面で、レフト西村がこの打球に捨て身のダイビング!これで打球をとめ打者走者は2塁でストップ、西村の体を張った守備で逆転のピンチを防いだ!
しかし4回裏の東京Ablazeは先頭相手3番が左中間を突破、ビッグアプセットは左中間最深部からセンター石井大和・ショート伊藤の強肩コンビでの本塁阻止を狙うが、前週のプロ野球観戦のイメージが強すぎた伊藤が中継距離を長めに取りすぎ、一瞬タイミングが遅れこれがホームランとなりついに2-3と逆転を許す。
これに奮起したビッグアプセットは5回表、先頭石井がフォアボールで出ると盗塁で2塁へ進み、ツーアウト後1番石井大和のサード強襲ヒットで1・3塁となったところで相手投手のワイルドピッチで石井が生還、3-3の同点に追いついた!さらに3塁に進んでいた石井大和は続く村上の打席で相手バッテリーの隙をついてホームスチールを敢行、これは惜しくもアウトとなるが、石井親子の攻めの走塁でビッグアプセットは押せ押せの展開だ。
しかし追いつかれた東京Ablazeも黙ってはいない。5回の裏、ワンアウトからセンター前ヒットで走者を出すと、ツーアウト3塁から相手1番が三遊間を突破、サードランナーが生還しまたしても4-3とビッグアプセットを突き放す!
追いつ追われつの展開にグランドのヒートアップも最高潮に近づいたこの頃、気がつけばレフト後方の神宮球場ではビッグアプセットに1時間遅れて早慶戦がプレーボール、一球ごとに早慶それぞれのサイドから巻き起こる大歓声がグランドを包み始める。打席に入れば「紺碧の空」の大合唱が流れ、ビッグアプセットナインも若き日の情熱をかきたてられる状況、1点を争うまれにみる好試合と早慶戦の大歓声がシンクロし、終盤を迎えた試合はいよいよクライマックスを迎える。
3-4と1点ビハインドで迎えた6回表ビッグアプセットの攻撃、東京Ablazeは次々と好投手を繰り出すが、5回から登板の投手は124キロの快速球に激しく落ちるチェンジアップで、1点を追うビッグアプセット打線にも緊張感が走る。
しかし気合を入れなおしたビッグアプセット打線は執念の反撃だ。この回先頭の2番村上が剛速球を見極めフォアボールで同点のランナーとして1塁へでると、ワイルドピッチで2塁へ進む。するとつづく3番伊藤の打球はショートへ、伊藤の激走でこれが内野安打となり、相手がもたつく間に村上が2塁から3塁を回りホームイン!これで再びビッグアプセットは4-4に追いついた!相手のミスで2塁に進んだ伊藤は続く芝田の打席でワイルドピッチで3塁に進み、4-4同点のままノーアウト3塁で逆転のチャンスだ。剛速球と鋭い変化球のピッチャー、神宮の大歓声のうねり、1点で勝負の決まる場面で芝田はバットを短く握り直し気分は甲子園決勝、絶対に内野フライは打たない構えで外角速球にくらいつくと、これが大きくバウンドするショートゴロ、3塁から伊藤が快足を飛ばしてホームインしついにビッグアプセットは5-4と逆転だ!
ついに終盤で逆転したビッグアプセット、石井の熱投で逃げ切りにかかる6回裏の守備、ヒットでツーアウト3塁とまたも追いつかれるピンチ。ここで石井渾身の速球に相手6番のフルスイングの打球はライトへの高く上がったフライ。この回からライトに入ったのは大河原、青空に吸い込まれるような高いフライに不安そうに上空を見上げる大河原、頼む、捕ってくれ、とビッグアプセット全員が祈ったその瞬間、センター方向から風のように現れたのが石井大和、目にも止まらぬ快足でこの打球を大河原の眼前でキャッチ!レフト西村、ライトの鈴木・大河原から今日は外野全部が守備範囲と思ってくれ、と言われていた石井大和がその指示を忠実に守り30メートルをはるばるダッシュでのスーパープレー!何食わぬ顔で引き上げる大河原をよそにビッグアプセットナイン総立ちで石井大和をハイタッチで迎えベンチの盛り上がりも最高潮!こうしてビッグアプセットは終盤のピンチを乗り越えた。
こうして気合の逆転、スーパープレーでのピンチ脱出の勢いのまま試合は終了、石井は6回2/3を投げ抜き強豪打線を5安打に抑える熱投で完投勝利、追いつ追われつの試合はビッグアプセット快心の逆転勝利となった。
今日の主役の石井親子は言うに及ばず、執念の同点タイムリーの伊藤、体を張った守備で相手の逆転を阻止した西村、激闘のホームベースを7イニング守り抜いた村上、石井大和のホームランに激走した大河原、田辺・大間の同期コンビも右に左に内野守備に奮闘、快心のヒットに執念の勝利打点をあげた芝田、久しぶりの野球を堪能し華麗なランニングキャッチをみせた鈴木、そして監督櫻町も快心のレフト前ヒットを放ち終盤の守備では軽快なステップでダイエットの効果をさっそく発揮、紺碧の空と若き血を全身で感じながらの聖地神宮、快心の全員野球での逆転勝利に試合後のビッグアプセットナインも興奮さめやらない最高の笑顔だ。晴れ渡る青空、いまだ続く興奮の早慶戦のざわめきを背中に聞きながら、乾いた喉を潤すべく青山通りの中華になだれ込むビッグアプセットナインであった。
<監督コメント>
芝田の文学的才能をあらためて感じる素晴らしい戦評の通り、何度か土俵際に詰め寄られながら見事な逆転勝利、会心のゲームだった。
守備ではレフト西村の決死のダイビングでホームランを阻止、センター石井大和くんのあそこまで捕れるのかという右中間ランニングキャッチ、鈴木さんの右中間ランニングキャッチ、サード大間さんの素早いキャッチアンドスロー、ファースト櫻町の軽快なダッシュ^_^など、どれも1点を守り抜いた守備だった。
打撃では石井大和くんの今季第3号弾丸ツーランホームラン、大河原の1塁からのやんやの喝采を浴びながらの激走ホームイン、伊藤くんの気合いの同点タイムリーヒット、村上のセカンドからのこれまた激走ホームイン、1打席目に痛烈レフト前ヒットを打っている4番芝田がバットを短く持って剛速球を打ち抜いた執念の決勝打、みんながチームプレーに徹して勝ち切ったゲームでした。
この試合では西村の完璧な当たりのレフト前ヒット、石井さんのレフトオーバーツーベースヒット、櫻町の三遊間を痛烈に抜くヒットと、下位打線も上位をうかがう集中力を見せるなど、これから楽しみだ。
ピッチャー石井さんは厳しいゲームをよく粘って勝ち切り今季4勝目、暑い夏が似合う石井さんの季節になってきた。
来週もこの勢いで連勝しよう❗️
来週6月4日(土)は13時から東台B面で、錦糸町スナイパーズと初対戦です。
みなさんの出席表明お願いします。
なお、7月2日(土)開幕予定のエンジョイカップに今年も出場したいと考えてます。
みなさん7月の土曜日はすべて大会出場に向けて予定しておいてください❗️
若手の人は仕事の調整をお願いします❗️
では来週❗️
みんな、よろしく❗️