2020/10/02
コーン収穫終了と課題
以下、農業改良普及センターさんが坪刈して出してくれた収量結果です。
生収量の所に注目して下さい。
この数字は1反(約10a)の面積から、トウモロコシの実・茎含め何t取れたかを示したものです。例年だとこの地区の場合4~6tが標準的な収量になります。
ところが、なんと・・・
9t!!!!
何かの間違いでは?と思ってしまう数字ですが、名前が伏せられています。これは当社以外の農家さんのデータと言うこと。
名前の有る浅野・殿山の行をご覧ください。
8tと8.5tも取れている!!!
今までにない多収量。これは凄い!! レコード達成です。
過去の日記での取り組みで、収量をダンプの台数で計っていました。この、取り組みは継続していますが集計中です。結果が楽しみですね♬
これだけなら万々歳なのですが、大きな課題も浮き彫りになりました。それは、安全対策についてです。ひとまず、この写真見て下さい。
これは、収穫最終日に起こしてしまった事故の様子。踏み込み作業中、ダンプで下ろしたコーンの山に片輪乗り上げ、横転してしまったのです。
幸い運転手である私は大したケガもなく、大事に至らなかったのですが、一歩間違えば・・・と怖くなる出来事でした。
これは9/11にsnsにあげた写真です。
スラリータンカーで橋を通過中、橋の欄欄のコンクリートにホイルぶつけパンク。道路の端に寄りすぎていたのが原因でした。そして、この時も幸い自分の機械以外、人・物の損失は無りませんでした。
SNS上では軽く扱っていますが、この事故も一つ間違えば大事故になるところでした。
タンカーの事故の後、担当者同士で運転に関するトラブルについて、話し合いを持ちました。実はその際「今後は、より一層、安全運転を徹底する」旨を申し合わせていたのです。申し合わせでは不十分だった事が浮き彫りになりました。
これらの事故。注意・対策していれば防げたと思います。それでも起こった・・・
振り返れば、起こった事実を検証・原因究明・対策するのが不十分だったと思います。もちろん申し合わせてはしていましたが、それは精神論です。
具体的な対策を講じるべきでした。
・一定時間ごとのインターバル
・乗車前の安全確認
・カメラ等、安全に関する装備の充実等々
ちょっと考えただけでも、やれた事は沢山有ったのです。それらをおろそかにしていた結果だともいえるでしょう。
常日頃、建設・工事現場の作業員が炎天下でヘルメットをかぶり仕事してるのを見かけます。
誰も居ないのに指差し確認する駅員がいます。
「何もそこまで・・・」
と思った事がないでしようか? 実は私自身も感じた事がありました。
ただ、今はこれらの何気ない身なり・振る舞いが長い事故対応との歴史の中で培われた、安全対策の到達点だったんだと実感する事が出来たんです。
太陽デイリーファームは創業丸3年を経て、今4年目を迎えた法人です。先ほど挙げた建築会社等に比べれば、まだまだ、ひよっこ。
今までは、経営を軌道に乗せる事を第一に、これらの問題に目をつむってきました。
ただ、今回の経験から、このままでは近い将来取り返しのつかない事故等が起きそうに危惧しています。
これから、他業種も含めた先輩企業の実例を見習い対策をしていきたい!!
そう、思えた収穫作業でした。
(浅野正慶)