2019/11/21
ヨーネ病の検査終わりました
5年に一度執り行われるヨーネ病の検査終わりました。
本社では全頭陰性でしたが、一般の方には馴染みが薄いこの病気。
酪農家にとっては重大事なんです。
私の不完全な説明を聞くよりも、黙ってwikipediaでも見た方が良いでしょう(笑)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%8D%E7%97%85
この病原菌、なかなか厄介で、一度牧場内に発生すると次々に感染拡大していく病気です。
とくに厄介なのが、症状を見せずに菌をばらまく牛がいても、見つけにくい点でしょう。
糞便を介して感染するのですが、酪農をやっていると100%その感染経路をふさぐというのが、ほぼ不可能だと言えるのがわかります。
靴や自動車のタイヤに付いた汚れまで移動のたびにいちいち消毒していると日々の作業に支障が出ます。
それだけ、酪農家にとっては恐ろしい病気なんですね。
今回の検査では当社からは感染牛は出ませんでしたが、今までも「あんなに普段から気を付けている、あの農場が・・・」みたいな事はよく見聞きしました。
正直言わせてもらえば、頭数が多い当社で出なかったのは、たまたま運が良かっただけです。
今回の事を通じて、社内の衛生対策がまだまだな所が散見されました。
これから、これまでと同様、それ以上の衛生対策を執り行おうと再認識した次第です。
また、そのレベルアップがFor better Daily/Dairy life.のDaily life(日々の生活。消費者サイド)の方の安心提供にも資するものだと思いました。
また消費者の方も、こうした酪農家の日々の努力も理解してもらえれば幸いです。
これからもより、「頑張らねば!」そう思わされる一件でした。
(浅野正慶)