1. 推定パラメータの設定
①実用網の「Opt」をクリックする
※仮定網の「Opt」でもできる
②推定パラメータの設定を行う
取扱説明書によると、
(1)ジオイド補正がある場合は、全て「しない」に設定する
世界測地系でジオイドパラメータ使用時は離島を除いてこの設定にするとのこと
(2)ジオイド補正なしの場合は「鉛直線偏差の推定」だけ「する」に設定
ジオイド未対応の地区ではこの設定にするとのこと
つまり、離島で観測した場合と、ジオイド補正を使用していない場合でない限りは「推定パラメータ」は全て「しない」に設定すること
2. 実用網平均計算
①プロセスガイドの「実用網」をクリック
②「実用網平均計算を実行する」を選択して「次へ」をクリック
③「全ての既知点を有効にする」にチェックを入れる
チェックを入れないと計算が行われないので、必ずチェックを入れる
※これで新点扱いの基準点を基準点(固定局)として扱うとのこと
④「スタティック・キネマティック」を選択して「完了」をクリック
※「全ての既知点を有効にする」の下にある設定は、Optで反映されている
⑤計算が終了したら「終了」をクリック
⑥「実用網平均の点検」にチェックを入れて「完了」をクリック
点検結果が実用簿と点検簿に結果が出る
⑦結果の確認
プロセスガイドの「点検簿」にある「実用点検」で「新点水平位置及び標高の標準偏差」と「斜距離の残差(実用)」が全て「OK」となればよい
実用網平均まで実行すると、「帳票出力」の「罫線付成果表」に新点の座標や緯度経度が記録される
座標の精度としてはXとYが3cmほどで、標高が18cm?ほどだと思われる
※経度緯度はほとんどあてにならない
セミ・ダイナミック補正を使用すると精度が変化する
精度としては、Xが3.5cm Yが2.4cm 標高が7.8cmほどか
※基線解析にセミ・ダイナミック補正を使用しなくても結果はほとんど同じ
*座標のファイル出力について
座標設定の「座標ファイル出力」で、座標データをSIMAやCSV形式で出力することができる
出力点を「選択点」にすれば、一番左側にある「選択」にチェックを入れた観測点のみを選択して出力をすることもできる
実用網網平均まで実行し、座標ファイル出力で「網平均」を選択しないと、座標データは出力されないので注意すること