GNSS受信機やハードディスクから観測データをダウンロードする
1. 受信機からダウンロード
①「取り込み」(プロセスガイド内作業項目の上から3番目)をクリック
※ツールバーの左から5番目の「観測データダウンロード」で、④の受信機のタイプ選択までショートカットできる
②「スタティック・キネマティック観測」を選択して「次へ」
③「GPS受信機からダウンロード」を選択して「次へ」
④ダウンロードする受信機のタイプと接続ポートを選択する
このWikiではHiPerSRをUSBで接続するため、
(1)「LEGACY/GB/GR/HiPer/NETシリーズ」を選択
(2)接続ポートは「USB」にする
(3)受信機とパソコンをケーブルで繋いで「次へ」
⑤必要なデータにチェックマークをつけて「ダウンロード」
他の受信機からデータを取り組む場合は「他の受信機に変更」をクリックして連続でダウンロードすることができる
※観測データは、選択した観測データを「削除」する。で削除することができる。実行すると確認画面が出るので、唐突に消えることはない
削除は処理が重いので、一つずつやるとよい
2. 電子基準点の観測データをダウンロード
電子基準点の観測データを国土地理院のホームページから入手できる(ログイン必須)
①サイトにアクセス
②「観測データ取得(ログイン)」をクリック
③ログインして「同意する(提供サービス画面へ)」をクリック
④電子基準点のチェックを「稼働中」のみにする
⑤必要な電子基準点を3つクリックする
観測した場所から最も近い電子基準点を3つ選択する
※電子基準点の座標系は、全て統一するとよい
選択した電子基準点は画面の左側に表示される
⑥「ダウンロード」をクリック
⑦日時や衛星の設定
(1)-1 「任意時間のデータダウンロード」は、観測した日が今日の日付から7日前までならダウンロード可能である
「時刻種別」、「開始日時」、「終了日時」、「衛星」を設定する
(1)-2「任意時間のデータダウンロード」をクリックする
(1)-3 「一括ダウンロード」をクリックしてダウンロード
(2)-1 今日の日付から7日以上前に観測した場合は「1日毎のデータダウンロード(2010年度~2日前)※最長10日」で「開始日時」、「終了日時」、「衛星」を選択する
(2)-2「1日毎のデータダウンロード」をクリック
(2)-3 「一括ダウンロード」をクリックしてダウンロード
⑧ファイルの解凍
ダウンロードしたZIPファイルにあるデータを全て解凍する
※「.tar.gz」のファイルの中にもZIPファイルがあるので解凍する
「.○○o」以外のファイルは「FD、HD等からファイルを読み込み」で取り込む時に画面上には表示されないが、削除せずに「.○○o」ファイルと同じ場所に保存すること
※衛星を「GR」に設定した場合は「.○○n」の他に「.○○g」ファイルも入手する
衛星を「GRJE」に設定した場合は「.○○g」の他に「.○○l」と「.○○q」も入手する
nがGPS gがGLONASS lがGalileo qがQZSSか?
※○○の部分の数値は対応の年度になる
※点番号の一部が名前に入っている。例えば市原なら30301610(市原の点名は93030)
3. ファイルからダウンロード
①「取り込み」をクリック
②「スタティック・キネマティック観測」を選択して「次へ」
③ 「FD、HD等からファイルを読み込み」を選択して「次へ」
④「参照」でファイル選択
電子基準点の観測データは「.○○o」ファイルを選択して「取り込み」で取り込む
*前に取り込んだ観測データを取り組むには
「(C:)GpsObsFiles」にある現場データファイル内か、「(C:)GNSSDATA」の現場データファイルにある「OBSDATA」に取り込んだ観測データがあるので、それを選択して「取り込み」を実行すると取り組むことができる
「.○○O」が電子基準点のデータで、「.JPS」が観測データとなっている
観測データを取り組むと観測点が画面上に表示されるが、座標データが無いので、「座標編集」で取り込んだ観測データに座標データを入力する
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