Q.GNSS-Proでスタチィックデータの解析計算時の注意
Q-1.座標設定での座標入力について?
A.計算はBL値(GRS-80)で行いますのでBL値入力が基本となります、XY値入力でも算はできますが「XY→BL変換」で丸め誤差が発生してしまいます。
TOPCON ポジショニング ダウンロード・サポート FAQ
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GNSS-Proは高速解析エンジン(Pinacle)を搭載
基線解析が終了すると自動的にベクトル較差点検を行い、オーバーしている箇所を表示。環閉合も環を設定しておけば解析結果に連動します。
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MAGNET Field GNSSで、HiPer SRを使用してNRTK観測を行いました。
アンテナ高(底面高)を1.8mで入力しましたが、GNSS-Proに取り込むと1.874mになっています。
MAGNET Field GNSSのアンテナ高入力をHIPERSRに設定しています。観測時に底面高(RTKポール目盛りの読み値)を入力していただくとアンテナ定数の0.074m(73.8mm)を自動にプラスします。
これで位相中心までの高さになりますので、間違いではありません。
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スタティックの時のアンテナ高入力方法を教えてください。
スタティックの場合は底面高で、測定位置から斜めに測った場合は、GNSS-Proで編集してください。
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スタティックでアンテナ番号を入力し間違えて観測したが、変更可能ですか。
GNSS-Proに取り込んでから「観測データ」で編集可能です
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NRTKの仮定網点検の楕円体比高がオーバーになります。(GNSS-Pro)
水平位置および標高の閉合差がOKであれば大丈夫です。
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RTKの場合、PCV補正を行いますか。(GNSS-Pro)
PCV補正は行いません。
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1つの観測データを別セッションで解析する方法はありますか。(GNSS-Pro)
取りこんでからセッション追加で別セッションを作成してください。
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3級基準点測量で、精度管理表の斜距離の残差が出力されないのはなぜですか。(GNSS-Pro)
チェック項目として必要ないからです。
1級が8cm、2級は10cmで、3~4級はありません。
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ベクトルが発生しませんが、なぜでしょうか。(GNSS-Pro)
GNSS-Proのセッション設定の時間が観測データの重複時間に達していないためです。
設定を重複時間より短い時間に設定してください。
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ベクトルの発生がおかしいので、確認方法と設定を教えてほしい。
測点データツリーでlogファイルをクリックして位置を確認し、
間違った点名に入っていたら移動させてください。
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ベクトル解析の長距離はどれくらいからですか。(GNSS-Pro)
30㎞以上です。
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視通の有り無しで成果値は変わりますか。
変わりません。
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電子基準点のアンテナ高はいくつですか。(GNSS-Pro)
例外もありますが、ほとんどは0.000です。
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電子基準点のアンテナ高はゼロでよいですか。
解析アンテナ高(底面高)がゼロであれば正しいです。
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電子基準点のみのスタティック解析で、解析固定点は新点でも良いですか。(GNSS-Pro)
新点に一番近い電子基準点を解析固定点にしてください。
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電子基準点のみを使用したスタティック観測で「セミ・ダイナミック補正を使用する」にチェックをしましたが、「基線解析から使用する」にはチェックを入れますか。
「基線解析から使用する」にはチェックを入れなくてもよいです。
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電子基準点のみ使用した2級基準点で、重複エラーが出てしまいます。(GNSS-Pro)
重複チェックは必要ありません。閉合点検が精度内であれば問題ありません。
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電子基準点のみ使用したスタティックで、閉合点検の成果値が記簿と違うのはなぜでしょうか。(GNSS-Pro)
点検からセミ・ダイナミック補正を行っているためで、記簿は元期、点検から今期になります。
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GNSS-Proで電子基準点観測データを取り込むと、解析アンテナ高(底面高)がマイナスで表示されます。毎回ゼロに直していますが、正しいですか。
正しいです。電子基準点の解析アンテナ高(底面高)は、必ずゼロにしてください。
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GNSS-Proの電子基準点のみ使用したスタティック解析で、電子基準点間の閉合点検に使用するITRF座標値はどこで確認したらよいですか。
今期既知点の帳票(セミ・ダイナミック補正計算簿 今期既知点座標リスト)で確認可能です。
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GNSS-Proで電子基準点のみ使用のスタティック解析を行いましたが、精度管理表に基線解析辺などが表示されません。
測量制限値の設定が3または4級になっています。電子基準点のみ使用のスタティック解析は、1または2級に設定して再計算してください。
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アンテナ高の読み替えにチェックを入れるのですか。
電子基準点データのアンテナ高を、位相中心を加味した0.000で読み替える為です。
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ファイルの最後にgZが付いている電子基準点データが取り込めません。(GNSS-Pro)
解凍する必要がありますので、解凍しからご使用願います
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観測データの削除方法を教えてください。(GNSS-Pro)
測点データツリーで点名を開くと観測データが表示されます。
点名右クリックで削除を選択してください。
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電子基準点のみ使用したスタティック解析で、精度管理表にベクトル辺の表記が出てきません。
測量制限値の設定を1級または2級に設定して再度解析計算から行ってください。その他の等級に設定していると、制限値が違うため正常に帳票が出力されません。
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現場ファイルを間違えて削除してしまいましたが、復旧できますか。
「ごみ箱」に移動しているので、元に戻してください。
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座標系をまたいで観測をおこなう場合、現場設定と違う座標系の既知点成果を含むCSVを入力する時はどのようにしたらよいですか。
座標系が違う既知点成果だけ手入力で緯度・経度・楕円体高を入力してください。
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座標系を跨いだ観測をする時、設定した座標系と違う成果は入力で弾かれてしまうが、どうしたらよいか。
手入力をお願いします。
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座標設定の標高は、成果の値を入れるのか、自動変換の値のままでよいのか。(GNSS-Pro)
自動変換の値のままでよいです。
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座標編集で緯度経度楕円体高から自動変換された平面直角座標が成果と違っています。(GNSS-Pro)
プログラムで自動変換した値なので、違っていますが解析にはありません。
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電子基準点成果をCSVで出力して取り込む時に、座標系が違う点がある場合どうしたらよいですか。(GNSS-Pro)
座標系が違う既知点を手入力してください。
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GNSS-Proで、座標編集でB・L・標高を手入力しました。平面直角座標とITRFに自動変換されません。
H種別が楕円体高のためです。標高を手入力する時は、H種別を標高に切り替えて入力してください。
製品FAQ | 株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン (topconsokkia.co.jp)
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2 点検計算の結果は、精度管理表にとりまとめるものとする。
(平均計算)
第43条 平均計算は、次により行うものとする。
2 既知点1点を固定するGNSS測量機による場合の仮定三次元網平均計算は、閉じた多角形を形成させ、次の各号により行うものとする。ただし、電子基準点のみを既知点とする場合は除く。
一 仮定三次元網平均計算において、使用する既知点の経度と緯度は元期座標とし、楕円体高は成果表の標高とジオイド高から求めた値とする。ただし、電子基準点の楕円体高は、成果表の楕円体高とする。
二 仮定三次元網平均計算の重量(P)は、次のいずれかの分散・共分散行列の逆行列を用いるものとする。
イ 基線解析により求められた分散・共分散の値
(ⅱ)環閉合差及び重複する基線ベクトルの較差の許容範囲は、イ(2)の規定を準用する。
ただし、すべての基線の解析手法、解析時間が同じ場合に限る。
ロ 水平及び高さの分散の固定値
ただし、分散の固定値は、dN =(0.004m)^2
dE =(0.004m)^2
dU =(0.007m)^2とする。
三 仮定三次元網平均計算による許容範囲は、次のいずれかによるものとする。
イ 基線ベクトルの各成分による許容範囲は、次表を標準とする。
288360_690461_misc.pdf (fukushima.lg.jp)
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三次元網平均にて新点と既知点を結ばないと意味がありません、よって2台使用でこの間を観測が必要になります。
GNNS測量 三次元網計算について、教えて下さい。 1級GNSS... - 教えて!しごとの先生|Yahoo!しごとカタログ
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測定には誤差が必ずつきまといますし、それ以前の計算丸めにも出ます。
このため、測量成果の最終計算において平均計算というものをしなくてはなりません。
このうち手計算しか方法のなかった時代において、簡易網平均計算という簡略法が開発されました。
厳密網平均計算は観測の厳密な解析による一般式(微分展開式)を立てて式の補正量や誤差楕円などを求めるものですが、途中で多量の計算が必要なのでこの労力を軽減し、重要でない項目の計算を省いたのです。
現在ではパソコンの普及により厳密網平均計算しか行いません。
測量の中で「簡易網平均計算」「厳密網平均計算」の意味を何度調べても意味が... - Yahoo!知恵袋