Q. 座標系が異なるデータは取り込めますか
A. 観測データは取り組めますが、座標データは取り込むことはできません。
基準点成果を取り組むときに、座標系が新規現場で設定したものと異なる基準点のデータは除外されてしまう
観測データは別の電子基準点を使用して座標系を統一して解析や点検を行うか、座標編集で取り込みたい観測点の座標データを入力して換算すれば利用できる可能性はある
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Q. SIMAで座標データが欲しい
A. 座標編集の「座標ファイル出力」から行えます
網平均を選択し、ファイルの種類を「SIMA」にして「出力」をクリックすると出力できる
「選択」でチェックを入れた点だけを出力することもできる
ただし実用網平均計算までやったものでないと出力できない
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Q. 新たに現場を作り直したけど、観測データはいちいち受信機から取り込まないといけないの?
A.「GpsObsFiles」または「OBSDATA」にある現場データファイルの中に取り込んだ観測データがあるので、選択して取り込んでください。
「取り込み」で「FD、HD等からファイルを読み込み」を選択する。
参照から「(C:)GpsObsFiles」にあるそれぞれの現場データファイルの中か、「(C:)GNSSDATA」の該当の現場フォルダにある「OBSDATA」に、「取り込み」で取り込んだ観測データ(.JPS)があるので、それを選択すると取り組むことができる
ここにはスタティック観測だけでなく、電子基準点の観測データも保存されている
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Q. 単独測位値になってエラーになる
A. 解析固定点を設定していないか、ベクトルの並び順が正しくないと単独測位値による解析になってしまいます
解析固定点は丸い点をクリックすることで設定できる。ただし、観測データと座標がある既知点でないと設定できない。
オプション設定の「偏心・任意の既知点」でも設定しておくとよい
ベクトルの並び順は、左側にある表から変更する
上にあるベクトルほど順番が速くなる
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Q. 観測記簿にある座標値がVRSなどで観測した値と全然違うのですが
A. 観測記簿にある座標値はITRF系の座標値となっています
平面直角座標系で座標を取得したい場合は、記簿にあるそれぞれの座標値を座標編集で入力すると、平面直角座標系に換算される
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Q. 点検計算でエラーになった
A. 解析評価で使用する衛星を制限して仮解析を行うと改善できる可能性があります
表にあるベクトルを右クリックして「解析評価」を選択し、衛星の選択と仮解析を行う
また、設定でセミ・ダイナミック補正を利用すると改善できる可能性が高い
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その他Q&Aは以下のサイトの「GNSS-Pro(スタティック編)」から