鎌倉の田圃の四季

街の四季を愉しむ

鎌倉の田圃の四季

鎌倉市の十二所というところの深い谷戸の奥に住んでいました

鶴岡八幡宮まで2kmほどのところでしたから

滑川沿いに自転車や徒歩でブラブラしながら

四季の遷り変わりや街並みの変化を楽しんでいました

報国寺や釈迦堂遺跡など鎌倉名所もあります

その途中の住宅地に囲まれて大きな田圃がありました

鎌倉街道の裏道からのその風景は

向うに衣張山が見事な山容を見せていて

春の田植えの頃は田圃の水面に映る逆さ冨士のようにも見えます

夏は稲の緑のじゅうたんが涼しく広がり

秋は稲穂が輝く金色の大池となり

冬は冬で土の色を懐かしく思い

四季折々を楽しみながら行き来したものでした

2000年頃からだったでしょうか耕作放棄されたらしく

草ぼうぼうの空き地となってしまいました

それはそれで四季の情緒がありました

2002年にわたしは鎌倉から引っ越したのでしばらくご無沙汰

2007年秋のこと久しぶりに通りかかったら

宅地造成して田圃は消滅

そしてまた2010年秋に通りかかると

10数軒の小住宅が建ちならんでいました

ここまでの写真は、下のgoole earth空中写真の右上方にある赤い印のところから、左下に向いて撮りました