円グラフ

割合のデータを与えて,円グラフを描きます。

与えるデータは,リストにします。

たとえば,2015年のノートPCの世界出荷数のデータを使うと,

HP Lenovo Dell Apple ASUS acer

20.5% 19.9% 13.7% 10.34% 10.31% 8.9%

となっています。このあと,Toshiba 4.2%などが続きますが,それらは Oters とすることにします。

(TrendForce Reports Notebook Shipments Totaled 164.4 Million Units in 2015)

この数値をリストにして,色分けの色もリストにします。色は,KeTCindyの色名を使うか,RGBコードで指定します。

ただし,色名の先頭は大文字にします。小文字だと CMYK,大文字だとRGBになります。

par=[20.5,19.9,13.7,10.34,10.31,8.9];

col=[Red,Yellow,Green,Cyan,Orange,Violet];

このデータに対し,

Piechart([0,0],3,par,col,0.5);

とすると,円グラフが描けます。

[0,0]は中心,3は半径,最後の0.5は透明度です。

これに,データ名と数値を入れますが,そのために,表示位置を決める点をとっておきます。

Letter([A,"e","HP",B,"e","Lenovo",C,"e","Dell",D,"e","Apple",E,"e","ASUS",F,"e","acer",G,"e","Others",]);

Letter([A,"s3e","20.5%",B,"s3e","19.9%",C,"s3e","13.7%",D,"s3e","10.34%",E,"s3e","10.31%",F,"s3e","8.9%"]);

とすると,数値がはいります。

データ名と数値は,場合によっては円の中には書けないこともあるので,矢印で示すなど,その都度適宜工夫をします。

TeX文書に貼り込むと次のようになります。

なお,Others の数値は,par のリストに入っていません。残りの割合を計算して追加してもよいですが,

割合の合計が98%に満たないときは省略したと見なして自動的に追加するようになっています。

また,数値の合計が100%にならない場合は最後の値を調整します。

割合のデータと色データはおなじ個数になることが望ましいのですが,色データが足りないときは残りはすべて白にします。

したがって,色分けをしない場合は, col=[]; とすれば,すべて白になります。

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