交差するトーラス

交差する2つの曲面を描くのは、陰線処理がなかなか大変です。しかし、KETpicにはそれを計算するコマンドが用意されていますので、KETpicのコマンドを実行する ketpiccom() を使って記述します。

スクリプトは次の通り

ketpiccom([

[

"Fd1=list('p','x=(3+cos(U))*cos(V)','y=(3+cos(U))*sin(V)','z=sin(U)','U=[0,2*pi]','V=[0,2*pi]',' ')",

"Fd2=list('p','x=(3+cos(U))*cos(V)+3','y=sin(U)','z=(3+cos(U))*sin(V)','U=[0,2*pi]','V=[0,2*pi]',' ')",

"G1=Sfbdparadata(Fd1,50)",

"G2=Sfbdparadata(Fd2,50)",

"G3=Crvsfparadata(G2,G1,Fd1,-1)",

"G4=Crvsfparadata(G1,G3,Fd2,-1)"

],[

"Drwline(Projpara(G3))",

"Drwline(Projpara(G4))"

]

]);

Cinderellaの画面上では、2つのトーラスの概形を描くだけですので、どうなっているのか詳しくはわかりませんが、なんとなく2つのトーラスが交わっているように見えます。

これだけ見えれば十分。角度を適当に変えて書き出せば、実際の計算はScilabがやって、次のような図がTeXの図として描かれます。

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