長津江水電株式會社 長津江第四發電所

~事業紹介~

長津江第四發電所は第三發電所放水流と海面までの落差を利用し、発電を行うものである。又、第一、第二、第三發電所と同様に使用機器は全て国産品を使用している

長津江第四發電所

長津江第三發電所 放水流は第四發電所へ

※變電所横の放水口から沈砂槽を通り、第四發電所隧道へ導水

長津江第四發電所 サージタンクを望む

長津江第四發電所 全景を望む

長津江第四發電所 建屋を望む

長津江第四發電所 放水口及び第五發電所取水口

長津江第四發電所 発電室を望む

~感想~

長津江第四發電所は長津湖の流水を使用する最も下流に建設された日本の發電所でした。昭和13年以降は日本でも朝鮮に関する電氣事業関連書籍がストップしてしまったこともあり、今では一部の大手が稀に所有している程度ではないかと思います。今回の第四發電所の資料は所有する非公開資料から抜粋したものですが、資料の伏字や隠蔽個所を解読するのに随分と時間を要してしまいました。

長津江發電所建設の後に、日本は長津江の支流になる虚川江の開発に着手し、竣工してほどなく終戦を迎えてしまっています。この昭和19年頃になると朝鮮窒素、長津江水電株式會社は満州の人造石油工場で多量の電力を消費するために大規模な發電所建設に着手していたそうです。

平成30年4月10日 執筆