iPhone4Sの発売日に、ソフトバンクのシステムで開通処理ができないために、未開通の状態でiPhone 4Sを渡す処置が一部で行われたらしい。これに対し、「未開通の端末はSIMフリーだ」とのツイッター情報があり、そんなことがあるのかとググッてみた。
まずGSM系の携帯では個体識別のIMEIと、SIMカードのIMSI、そして電話番号と顧客番号、appleでの管理番号などがある。MNPのデータベースは通信事業者と電話番号のテーブル。電話番号とIMSIと顧客番号のテーブル。所謂「赤ロム」などの不正端末管理のIMEIのテーブルがある。
で、SIMロックがどこで何を参照して行われているかだが。端末が基地局をつかんでIMEIとIMSIを送る段階では関係なさそう。端末がSIMを認識するときに参照するフラグがあるらしく、これを書き換える方法が一つ。もう一つは端末が初期化されるときに、IMEIに紐付けられた属性データベースを参照し内部フラグをセットすうようで。このIMEIとのデータベースを書き換える方法。
じゃあ、今回の噂の開通処理前のiPhone4SはSIMフリーである可能性は。IMEIが登録される前、つまり端末初期化時にIMEIデータベースに通信できない状態ではSIMロックされていない可能性はある。しかし、IMEIがキャリアに登録されていなければ不正端末として認識される可能性が高い。IMEIが登録されると、SIMロック属性情報も所得できるようになるので、初期化したタイミングでロックがかかる。
さて、この推測は正しいのか?
開通処理とは
1)SIMに電話番号を書き込む
2)SIMの番号を網側に登録する
3)IMEIを網側に登録する?このIMEIのデータベースでキャリア単位なのか?世界共通なのか?
iPhone固有のアクティビエーション
iPhoneは初期化処理のときにSIMを要求されるらしい。たとえばiOS5にSIM無しでアップデートするとアクティビエーションで止まる。
http://gigazine.net/news/20111014_sbm_iphone_ios5/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
CEIR
キャリアにまたがる端末のブラックリスト。ブラック端末だけのテーブルらしい。
IMEIホワイトリスト
韓国とトルコでは、登録されたIMEIでないとその端末は利用できない。海外ローミングは別。つまり、SIMフリー端末を持ち込んで現地のSIM挿しても駄目ってこと。IMEI登録申請が必要。
IMEIによるサービス規制
、ドコモのスマートフォン用パケット定額通信プラン「Biz・ホーダイ」シリーズ専用のアクセスポイント「mpr2.bizho.net」はIMEIを見て、登録されていない端末をはじくらしい。
docomoのAPN
手元にあるSC-02C(Docomo Galaxy S2)のAPN設定
mpr2.bizho.net
0120.mopera.net
spmode.ne.jp(これが選択)IMEI規制あり