ミャオ・オラクル
Meow Oracle
※ルール修正をいくつか行いました。遊びやすくなっていますので、ダウンロードしたルールにて遊んでください。
オラクルカードってご存じでしょうか?
1970年代にアメリカで開発された、新しい占いのカードです。
占いのカードといえば、タロットカードだと思うのですが、それよりも簡単に、自由に占えるのがオラクルカードです。
で、このゲームはオラクルカードになっていて、さらにゲームが遊べる、というものです。
ゲーム自体は、カードを並べるビンゴ、という感じで、3x3に並べて得点を競います。
ただ、ビンゴと大きく異なるのが、配置するカードが他人から渡される、という点です。
誰か1人が3枚引いて、1枚ずつ配ります。
配られたカードをどこかに配置しなければなりません。置き換えもできません。
こうして配置されたカードが、昇順になっている枚数だけ得点(4のイラスト)、縦横斜めで色(全部で3色あります)でビンゴして、合計得点を出します。
点差はともかく、2回買ったら勝ちです。
このゲームの本筋は、「分ける人がゲーマーであること」です。
ただなんとなく分けるとあまり面白くないかもしれません。相手のことを考え、意地の悪いカードを渡してやりましょう。
ミャオ・オラクルDXについて
イラストを担当いただいた猫屋芳樹堂様とのコラボで、本体に猫屋芳樹堂様の冊子が付属します。※というか冊子にゲームが付属するんですが(デザイナーズノートを参照ください。)
違いは、箱サイズのほか、冊子、占いガイド、紹介カードが付属します。
こちらは主に、猫屋芳樹堂様からの販売となります。展示会や個展のほか、ギャラリー様にて購入が可能です。
Instagram: 猫屋芳樹堂 様
発売日
2023年11月03日 ねこばっか+ワン Vol.8
2023年12月09日 ゲームマーケット2023秋
割と嵐のように来た話でした。
確か2023年の夏ごろだったと思うのですが、「オラクルカードを作りたいんですが、ルールも作れませんか?」って感じのメールが、猫屋芳樹堂さまから送られてきたのがスタートです。
個人的に、昔、タロットが好きなこともあって、オラクルカード自体の存在は知っていたし、ちょいちょい目につくなー、ぐらいで見てたんです。だってイラストがよかったんだもの。
そんな訳で、まず「オラクルカード」って何? というところから調べます。
調べてると、なんとめちゃめちゃ新しい商品(1990年ぐらい)?で、占いにも使えるカード、名前の通り神託カードってことでした。
占い方は簡単。1枚めくるだけです。
タロットにあるようにいろいろな並べ方で様々なことを占う、というよりは、1枚からのインスピレーションを大事にする、みたいな感じです。
またオラクルカードにはそれぞれ方向性が限られてあって、恋愛占い専用デッキとか、探し物専用とかあるみたい。
さて、正体がわかったところで、ゲーム作りです。
自分の周りのゲームデザイナーが集まって、毎月テストプレイやってるんですが、その中でテストプレイして、「割と可能性があるかも」というデザインの中から探します。というか、ほかの人のは出すのが決まっているので、主に自分のストックからなのですが。
今回はその中から以下の条件にあるものを探しました。
1.イラストレーター様からの依頼のため、「初めてゲームをする人」でも遊べること。
2.イラストがメインなので、できるだけ手札に持たず、テーブルに並べること。
3.得点計算が簡単なもの。
4.可能なら、1回目お試しプレイ、2回目も遊べること。
そんな感じで、自分のメモの束をひっくり返した結果、今回のゲームとなりました。(端折る
さすがに端折りすぎなので、もう少し説明すると、カードを並べるゲームの部分があり、別のところで、カードを配るシステムが進行中であったので、それらを合わせることにしました。
また、神託ということで、「授ける」ことができないかなーって、ことで、今回のシステムとも合っているなと思って採用しています。
まー、本音を言うと、「そんなとこまで気づく人、おらんやろー」という感じですが、最終的にうまくまとまったんじゃないかなぁ。きっと。
実際、カードを並べるシステムの方では、カードの配り方部分で躓いていたこともあって、提案を受けてよかったなー、という面もあります。
ちなみにちょっと変わったカード構成は、「私のアイデア」ではありません。イラストレーター様から初期から決まっていたものです。
制限きっついw
でもそれを生かせたような配置になったんじゃなかろうか。
余談ですが、私はこの手のゲームはめちゃめちゃ弱いです。なんでか、可能性の低い方に賭けちゃいがち。w
でもうまく行ったときはめっちゃうれしいので、そっちに賭けちゃう。(あかんやつ