110mm x 110mm x 30mm
200g(見込み)
カードサイズ 63×44mm
気球カード 96枚、ナンバーカード 16枚、リザーブカード2枚、発着所 12枚、得点計算用パッド
バルーンナイト
Balloon Night
全員同一条件、選択、カードゲーム
プレイ人数 2~6人
プレイ時間 30分
推奨年齢 10歳以上
1,800円(税抜き)
ゲームデザイン
ロゴ・イラスト・デザイン
「バルーンナイト」は、全員共通のカードを使用した、スコアアタックのゲームです。配置の仕方が4種類あり、各ラウンドどの配置にするかを決めます。ゲーム終了時には、それぞれのプレイヤーにそれぞれの夜空に浮かび上がるきれいな気球が見れます。
夜空に開いた花のように、バーナーの光に照らされた多くの気球たち。
形作る様は幻想のようです。
このゲームでは、全員が同時に手番を行っていきます。
さらに、手に入るカードも全員が同じです。
ですが、あれれ? 終わると得点が異なる。そんなパズルチックなゲームです。
最初にナンバーカードが引かれます。これはただ数字を示しているだけです。
そのあとに受け取るバルーンカード、こちらが重要です。
受け取ったバルーンカードを、裏返して、バルーンとしておくのか、ゴンドラの状態で、あらかじめ置いておいたバルーンと合わせて「気球」にして夜空に飛ばすのか、2つに1つ、じっくり決めます。
これを繰り返して、特定の並びに並べ、得点を得ます。
並び方は3種類あり、どれも和風です。すべての並びを作ったら得点計算を行います。うまく高得点を狙いましょう。
発売日
11/24(土)ゲームマーケット2018秋
外部リンク
Board Game Geek(英語)
ボドゲーマ
play:game(日本語)
ゲームマーケット
デザイナーズノート
ゲームの発端は、ゲーム中、プレイヤーは2択を続ける、というものだったと思います。
人生の上で、「選ばねばならい時」というのは誰しもあるかと思います。例えば、大学進学、就職、恋愛、結婚、家族、転職などなど。
私は今、ボードゲームを作る、ということを仕事にしています。これもあまたの選択肢の結果にたどり着いた結果です。似た環境で育った人もいるとは思います。でもこんなことをしているのは日本に数える限りしかいないでしょう。
選択肢の違いが終了での違いを生む、というなんだっけ、人生における分水嶺みたいなのをイメージしていたのを覚えてます。日頃、いったい何を考えているんでしょうね、私。
2択というのは、なかなか面白いです。いわゆる「はい」か「いいえ」で成り立つRPGも見たことがあるかもしれません。アドベンチャーゲームだったかもしれません。はたまた、最初に書いた人生だったかもしれません。
たったそれだけの事、だけれどそのあとの影響は計り知れないことがあります。慎重に考えて、考え抜くことも楽しくないかな。そう思ってできたゲームです。でも所詮ゲームです。確立の高いほうだけを取ることだってできます。誰かの真似をするだけもできます。
でもたまには「2択」を楽しんでほしいです。このゲームでは特にそういったことができると思っています。
※と言っても、実際は気球の配置があるので、純粋な2択ではないのだけれど。
余談
さて、このゲームには影響を与えた自分のゲームがあります。「大どろぼうとズルい騎士」がそれにあたります。具体的にいうと、テストプレイキットを作る際、それを使った、という感じです。
おかげで数字は一緒だし、「大どろぼうとズルい騎士」が人数分セットあれば遊べてしまいます(そんなことのために人数分セットを買う人もいないとは思いますけれど)
インスピレーションの種にもなったりしたので、こういうのは個人的にじゃんじゃんやっていくつもりではあるんですけどね。
追伸
気球を調べるにあたって、国内の気球イベントも調べてました。残念ながら行けなかったのですが、三重の鈴鹿サーキットの気球、佐賀の気球は行ってみたかった… 佐賀のサイトにある、夜空に浮かぶ気球はマジで感動できるので。写真だけでもパナイっす。
2018/12/14
田邉