2025/07/24
福本正知 講師の論文 “Epigenetic treatment alters immune-related gene signatures to increase the sensitivity of anti PD-L1 drugs”がCancers誌にpublishされました。
免疫チェックポイント阻害剤の登場は、がん治療におけるゲームチェンジャーとしてその治療ストラテジーを大きく変えていますが、一方で頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)症例におけるその効果には症例ごとの大きな差があるのも事実です。こうした背景のなかで、福本講師を中心としたジョンスホプキンス大学の研究グループは、HNSCCへのエピジェネティックなアプローチに注目し研究を行い、それらがHNSCCの免疫プロファイルを変えること、抗PD-L1薬との併用療法が抗腫瘍効果を増強することを明らかにしました。