2025.8.3 日本認知科学会第42回大会にてオーガナイズドセッション「価値中立性への志向を捨て実践の葛藤に飛び込む」を開催します
2025.7.31 イベント「『パフォーマンス教職入門』読書会」のもようのダイジェスト動画がアップロードされました
2025.6.27 2024年度に開催した3つのイベントのもようを書き起こした資料を掲載しました
トークライブ「他者の体験はいかにして記述できるのか」/シンポジウム「教員養成における体験と振り返りのデザイン」/OS「体験性の認知科学」
2025.4.27 会員からのお知らせに公募情報(公立はこだて未来大学)を追加しました
近年、学習を個人の認知過程に焦点化してとらえるという従来の認知科学のパラダイムに対して、社会的、文化的文脈の中で捉えようとする新しいパラダイムが形成されてきています。それが生み出す、状況的、協同的、かつ、実践活動的な学習観は、教育方法や教育システムのデザインに新しい方向性を与えるものとして期待されています。
このような新しいパラダイムの形成には、文化人類学や社会学におけるエスノメソドロジー・シンボリックインターラクショニズムなどからの貢献が大きく、事実、この分野の研究コミュニティは、非常に学際的な広がりを持っています。わが国においてもそのような研究コミュニティを作り、育てていくためには、その母体として、学際的であることをひとつの特質とする日本認知科学会は一定の果たすべき役割があると考えます。
本研究分科会は、以上のような動向を意識しつつ、様々な立場から今後の教育を考えることを目的としています。特に「教育環境のデザイン」という名前を掲げるにあたって、すべての人々が自立共生しつつ「食事につどうように」楽しく交流していく場を作ること、すなわち、人々の「コンヴィヴィアル(convivial)な集い」を実現するために、物理的環境だけではなく社会状況も含めた学びの場、活躍の場(アリーナ)をどうデザインするかということを、様々なバックグラウンドを持つ研究者・実践家がともに考える場にしたい。つまり、本分科会は、学びの場として「コンヴィヴィアルな集い」をデザインするという共通の認識を持ちつつ、それ自身もまた異分野の人々の「コンヴィヴィアルな集い」となることを目指しています。
主査 伊藤 崇(北海道大学)
事務局 城間祥子(沖縄県立芸術大学)
幹事 有元典文(横浜国立大学)
青山征彦(成城大学)
岡部大介(東京都市大学)
郡司菜都美(国士舘大学)