2026年8月31日(月)~9月2日(水)に追手門学院大学 総持寺キャンパスにて日本認知科学会第43回大会が開催されます。
例年,DEEではオーガナイズドセッション(OS)を開催しております。
今年度は下記の通りOSを開催いたします。詳細が決まり次第,お知らせをいたします。
オーガナイザー:城間祥子(沖縄県立芸術大学),青山征彦(成城大学)
概要:本OSは、教育環境のデザイン分科会(SIG DEE)による企画である。本OSは、従来の研究とは異なるアプローチを展開している方から話題提供をいただき、いかに研究をプレイ(遊ぶ・演じる)するかを考えることを通じて、新しい研究のかたちを参加者と集合的に創造する場としたい。
現在の学会を中心とした研究では、研究者が研究の成果を論文という形にまとめ、論文が研究誌に掲載されるというかたちを採っているが、このようなあり方は、何が研究成果であり、研究者とは誰なのかを暗黙のうちに限定してしまっている。こうした研究のあり方に対して、オルタナティブなアプローチに、アートベースリサーチ(ABR)がある。論文という形にとらわれずに成果をアート作品として表現するABRの試みは、研究のあり方そのものを変化させるポテンシャルを持っていると言えるだろう。例えば、心理学における論争を演劇の形で示した発表や、ワークショップの参加者が生み出したものを作品とするなど、従来の研究の枠組みに当てはまらない研究のあり方が模索されてきている。
また、研究は本来、誰にも開かれたものである。しかし、現在の研究の知見を流通させる仕組みは、研究成果を著者(個人やグループ)へと帰属させ、専門のトレーニングを受けた者でなければ参入することが難しいという状況をつくり出している。アクションリサーチのように、研究者だけでなく、研究に関わったすべての人々を含む集合的なプロセスとして研究成果を示す方法論も探究されてはいるが、例外的な位置にとどまっている。さらにいえば、研究は研究者を含めた集合的なプロセスによる成果だという前提を受け入れるならば、(プロの)研究者はそこでどのような役割を果たすべきなのかも検討されなければならないだろう。
そこで、研究をプレイする(遊ぶ・演じる)ことを通して、従来の研究の枠組みに当てはまらない研究をいかに行うかを考えたい。OSにおいてこれらの問いを探究することも新しい知を生み出すプロセスに他ならない。そのため、本OSそのものも、協働的な探究のプロセスとして作品化することを試みる。
本分科会において開催したい企画や後援してほしい企画がありましたら事務局までお寄せください。