2004年度 第
粉体操作に伴う諸現象に関する勉強会

日時:2004年8月6日(金)・7日(土)

場 所:アスティかたおか


(第1日目)


13:30 開会挨拶


13:35-14:00 自己紹介


14:00-15:00 特別講演1


「DEMによる粉砕プロセスおよびメカノケミカル反応の最適化」


(株)けいはんな・KFPT、同志社大・工  三尾 浩 氏


講演要旨:


DEMによるボールミルのシミュレーションを行い、媒体の衝突時の相対速度より、衝突エネルギーを算出した。これまでの研究により、衝突エネルギーと実験における粉砕速度との間には相関関係が成り立つことを示してきた。今回は、その関係を利用し、実産業における粉砕プロセスの最適化についての検討や、粉砕を利用したメカノケミカル反応のスケールアップを目指した検討を行った。


15:00-15:15 休憩


15:15-17:00 研究発表会1


群馬大学・山形大学・同志社大学


17:15-19:30 夕食・入浴等


19:30-21:00 研究発表会2


兵庫県立大学・東京農工大学・広島大学


(第2日目)


9:00-10:00 特別講演2


「細孔内分子をX線で見る?X線を用いたナノ・サブマイクロ構造解析法」


信州大学理学部化学科 飯山 拓 氏


講演要旨:


ナノオーダーの構造体、ナノ微粒子やミクロ孔性物質が近年大きな注目を集めている。微粒子の表面近傍の原子間構造はどうなっているのか?ミクロ孔内の分子はどのような集合体を形成しているのか?等、ナノ構造体についてはミクロなオーダーでの構造情報を得ることが強く望まれているが、その定量的な解析法はいまだ十分に確立していない。ミクロ孔性カーボンに含まれるスリット型細孔の径は1nm程度であり、わずかに水分子3?4個程度の大きさである。講演者らは、このような空間に閉じ込められた分子集団についてX線を用いた検討を行い、微小空間内の分子集団が通常とは異なる特異な構造を持つこと、水-カーボン細孔系のように吸着分子間の相互作用が強い系では分子が自己集合してクラスター様の分子集団を形成すること等を見出してきた。講演では、これらの研究で得られた知見を中心に解析に用いた動径分布解析法や密度ゆらぎについて紹介する。


10:00-10:15 休憩


10:15-12:00 研究発表会3


岐阜薬科大学・京都大学・岡山大学・島根大学・北海道大学・産業技術総合研究所・山口大学


12:00 閉会挨拶


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