日時:1998年7月31日(金)・8月1日(土)
場 所:車山ハイランドホテル
プログラム
第1日目
13:30 開会挨拶
13:35-13:45 自己紹介
13:45-14:45 特別講演1(含質疑応答)
◎粉体プロセスにおける微粒子の性状変化に関する研究
広島大学工学部 福井 国博 氏
講演要旨:粒子-粒子あるいは粒子-壁面間衝突に起因する粒子の性状変化は各種粉体プロセスにおける不具合の原因となるだけでなく、機械化学的粒子複合化法にも応用されている。しかし、これを定量的に評価する手法は明らかとなっていない。そこで、衝突等によって粒子に投与される機械的なエネルギーと粒子の性状変化の関係を定量的に評価する手法を提案し、この手法に基づいて両者の関係に及ぼす粒子物性の影響を検討する。ここで、得られた知見から粒子の性状変化を支配する素過程を明らかとする。また、本研究の成果を工場規模での粉体プロセスに応用し、不具合を解決した例についても紹介する。
14:45-14:55 休憩
14:55-15:55 特別講演2(含質疑応答)
◎内外筒回転型ミル内媒体運動と粉体非晶質化との相関
積水化学工業(株) 京都技術センター 宮崎 幸 氏
講演要旨:粒子要素法を用いて内外筒回転型ミル及び転動ミル内の媒体運動エネルギーを解析し,粉体非晶質化に及ぼす影響を検討した.またミル作動動力を算出し,実測値との比較を行い,本シミュレーションの信頼性を確認した.
15:55-16:05 休憩
16:05-17:05 研究発表会1
●流動層コーティングにおけるNaCl添加による粒子凝集抑制
仲野 達 (東京薬科大学薬学部薬剤製造学教室)
●熱プラズマ法による超微粒子の製造
湯蓋 一博 (日清製粉株式会社生産技術研究所粉体研究室)
●固液界面ミクロ構造と表面間力の分子動力学計算
新戸 浩幸(京都大学大学院工学研究科化学工学専攻界面制御工学講座)
17:05-19:30 夕食,入浴,その他
19:30-21:30 研究発表会2
●ER流体の機械要素への応用
後藤 邦彰(山口大学工学部機械工学科)
●粒子生成の工学的モデルの提案
野村 俊之(大阪府立大学工学部)
●大小2粒子による液中分散粒子のネットワーク構造シミュレーション
杉本 理充(名古屋大学大学院工学研究科物質制御工学専攻)
●管内固気二相流における帯電量分布の解析
梅本 浩章(京都大学大学院工学研究科化学工学専攻)
●中性能エアフィルターの構造の最適化
坂野 健夫(金沢大学大学院自然科学研究科)
●消石灰を利用したゴミ焼却場からの有害ガス除去に関する研究
梁 寛植(金沢大学大学院自然科学研究科)
第2日目
9:00-10:00 特別講演3(含質疑応答)
◎吸着水量を制御したシリカ分散型ER流体の流動特性とその時間変化
慶応大 理工学部 長谷川 雄介 氏
講演要旨:オートクレーブ法によりブタノールを用いて表面改質し、数段階に吸着水量制御したシリカ粒子を、シリコンオイル中に分散させてER流体を調製した。同ER 流体の流動の臨界せん断速度とせん断応力の時間依存性が吸着水量によってど のように変化するかを検討した。
10:00-10:10 休憩
10:10-12:00 研究発表会3
●沿面放電CVDと静電成膜の併用によるチタニア微粒子膜の作製
守谷 崇 (創価大学工学部(D2))
●表面形態を制御したシリカの濡れ及び付着特性
藤 正督 (東京都立大学大学院工学研究科工業化学専攻)
●ITOからのインジウムの非加熱抽出
青柳 岳史 (東北大学素材工学研究所)
12:00 閉会挨拶