ほ っ ち ゅ う こ う
9 月 28 日(日)13 : 30 より
山も田も青々と光り輝く季節となりました。みなさまに法中講(ほっちゅうこう)をご案内します。法中講は法中寺院の法話を聞いて、真宗の教えに普段の生活を振り返ってたしかめる「お講(集会)」です。
勤行集や讃歌の歌詩カードなどをご用意しておりますので、一緒にお勤めし、讃歌を歌い、昼食にはお斎(おとき)をいただきます。また当日は、合同年忌法要も勤まります。
光善寺の行事はお手次以外のどなたでも、気軽にお参りいただけます。ぜひお誘い合わせてお参りいただき、おいしいお斎をお召し上がりください。
合掌
会場 光善寺 本堂
服装と持ち物
平服、念珠、門徒肩衣(もんとかたぎぬ)
(お持ちの方のみ)
次第
午前 10 時 読経
かだ・あみだきょう・おんぎこれあり伽陀・阿弥陀経・音木有之
一緒に読みます。
上げ法事の方は、ここでご焼香ください。
午前 10 時 30 分 法話
ごほっちゅうじいんかた御法中寺院方
中之島 願勝寺様
中之島 光正寺様
中野 善正寺様
午前 11 時 30 分 讃歌
「しんしゅうしゅうか」「おんどくさん」など「真宗宗歌」「恩徳讃」など
一緒に歌います。
午前 11 時 40 分 勤行
しょうしんげ そうしくめさげ正信偈 草四句目下ねんぶつさん ゆりみっつ念仏讃 淘三「みだじょうぶつのこのかたは」しだいさんしゅ「弥陀成仏のこのかたは」次第三首
えこう がんにしくどく回向 願以此功徳りょうすなどりのおふみ猟すなどりの御文
一緒に読みます。
午後 12 時 お斎
同朋会館 大広間でのお斎
ご門徒出入り衆による手作りの精進料理をいただきます。
*上げ法事をご希望の方は、3 日前までに人数をご連絡ください。光善寺(0256-45-2475)まで
*当日は、開式 15 分前までに門徒会館内の窓口で受付を済ませ、本堂にお入りください。
*光善寺同朋の会会員の方は、外陣で、前住職と一緒にお勤めをします。
仏教の言葉というのは日常では使わない言葉が多いので、困ったものです。お寺の行事というのはどういう訳か、日常にない言葉をたくさん使っているのです。
3 月はお彼岸、7 月はお取り越し。
そして 8 月はお盆です。
どれも毎日使わない言葉です。
「法中(ほっちゅう)」とは
「僧侶たち」という集合体を指します。
どうして「法中講」なのでしょう?
「法(ほう)」
「教え」
仏法は「仏の教え」です。僧侶とは、仏の教えに今わが身の事実を聞かなければならない者です。仏法を他人事ではなく自分事として聞いていこうとする僧侶のことを、「法」の一文字で表す場合があるそうです。
「中(ちゅう)」
「複数の人たち」
「〇〇の連中」ということばの「中」という文字も同じ使い方です。そういえば、寺中とか寺中さんという言葉を聞いた方もいらっしゃるでしょうか。これも同じ使い方になるわけですね。(神社にも「社中」とか「氏子中」と書いてあったりしますよね。)
「講(こう)」
「同一の信仰を持つ人々による結社」
結社(けっしゃ、英語:association)は、共通の目的のために組織される継続的な団体のこと。つまり、講とは同一の信仰を持つ人々による、共通の目的のために組織された団体、集まりだというのです。
つまり、「法中講」とは
仏の教えを聞きたいと集まってきた人々の集いです。僧侶を含め真宗の門徒はみな、わが身の事実を聞法する人のことです。今回も毎年同様に法中寺院の方々からお話をいただきます。
また、講では蓮如上人のお手紙が読まれます。これが御文(おふみ)とか御文章とかと呼ばれるものです。光善寺では「猟(りょう)すなどりの御文」という、御文を皆さんで一緒に読みます。
再開したお斎(昼食)の様子