すみませんがまだ試作中です。
どの順番でどうリストアップするか迷うのですが、ある看護師が勤務先でその生命・健康状態や就労継続が、障害への差別や事故・病気、患者の暴力などにより、危機にさらされている場合の相談先から優先して書きたく思います。
少しでもお役に立ちたい…と思いながら諸資源を書き出し、アップデートし調べ直しつつ、その際昔の経験が蘇って手が止まってしまったり、あるいは想いがこもり過ぎて書き過ぎたり(ここには出していませんが)まとまらなくてすみません。正直に言えば、自分がこのような資源のお世話になり始めてから、その一覧をこうして書けるようになるまで5年掛かりました。川端個人としては水俣学の「もやい直し」を心のお手本にする想いでこのページを作っています。建設的なご経験談・アイデアを本サイトのフォーム経由でお寄せ頂けたらと思います。当事者看護師どうし+アライで知恵を深めていけるといいですね。
下記の資源の利用にあたっては、ご自分でも事前に調べ、特に公的機関以外への相談はご家族や友人と話し合った上で慎重に行いましょう。また相談の後は予めすぐ家族や友人と話せるようにしておくのがおすすめです。必ずしも相談がうまくいくとは限らないからです。また障害者の相談経験が豊富でも「障害のある看護師というケースは初めて」という相談員もいると思います。ともに学んでいくことができるといいですね。
いきなり法的措置を求めるのは先方との今後の円滑な関係を考慮すれば避けたいものです。専門家に早めに相談して先方との対話のサポート・仲介が得られるよう祈ります。
私個人はいじめや差別にあったとき、もともと糖尿病・うつ病の療法として始めた日課のサイクリングや玄米菜食、慈悲の瞑想などの習慣継続を心がけました。後から「よく耐えたね」「あの時は何もできなくてごめんね」と複数の元同僚が声をかけてくれました。当事者看護師の様々な思いや、健康維持法については、先輩方の手記の引用も交えつつ、ゆくゆくページを作りたいと思っています。
看護界が「自分たちは障害・疾患・マイノリティをもつ人々を差別しない」と言いながら、そのような仲間、とくにマイノリティ性が多重に「交差」している仲間を看護師として迎え入れられていない(不可視化している)、障害者の法定雇用率を業界として達成できていないのは、長い目でみて看護界の精神風土を著しく損なうと思います。私は「近代看護」の限界の一つだとも考えています。もっともこれは看護師にとってはたぶん一番言われたくないことですよね。肥満で苦しんでいる患者さんに「痩せなさい」と言うのと同じくらいイケてないかも。というわけで、何か別の方法、できれば愉快に進められる未だ試していない選択肢とそれを支える理論を探っていきたいと考えています。そのような理論に興味のある方は哲学カフェのページへどうぞ。
看護学生さんが学校あるいは資格試験や就職の際に差別にあった場合の相談先・資源一覧はこちらのページへ。
なお看護師の方も看護学生の方も、このサイトと合わせて臼井 久実子編著「障害のある人の欠格条項ってなんだろう? Q&A: 資格・免許をとって働き、遊ぶには」(リンク先はアマゾンの販売ページ)を手に取ることをお勧めします。
・知人・友人・親戚 と話す、聴いてもらう、一緒にご飯を食べる、一緒に泣く、一緒に釣りに出かける(定型句でなく、その時のその人ならではのかけがえのない言葉に接すると癒されるものですね)
・病棟師長、教育や安全担当の師長、看護部長、人事担当者への相談(では解消しない事もあるが、親身に聴いてくれる方もいるものです。)
職場への相談の際の参考資料:
これは大学等での紛争の防止・解決 対応事例集で、残念ながら看護分野は含まず、ですが…
日本学生支援機構(JASSO)サイトの対応事例ページ
https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_shogai_kaiketsu/index.html
・腕時計型ウェアラブル端末(面談時にこれがあると先方の差別的発言が減る可能性あり)
・労働基準行政の相談窓口の一覧 解雇・労災などの困難を相談できる色々な窓口を紹介:厚労省
・総合労働相談コーナー どこに相談すればよいか判らない場合もここへ。多言語:厚労省
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
・みんなの人権110番(全国共通人権相談ダイヤル) 差別、ハラスメントへの相談電話:法務省
https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken20.html
・法テラス(日本司法支援センター) 法的トラブルの総合案内所:電話、メール他:独立行政法人
・こころの耳 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト:厚労省
・働く人の「こころの耳相談」 メンタルヘルスに関する相談:電話・SNS・メール
https://kokoro.mhlw.go.jp/soudan/
・カスタマーハラスメント・就活ハラスメント悩み相談室 メール相談、SNS相談 :厚労省
https://harasu-soudan.mhlw.go.jp/
・あかるい職場応援団 職場でのハラスメント対策の総合サイト:厚労省
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/
・確かめよう労働条件 労働条件に関する総合情報サイト:厚労省
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/
・相談機関のご案内 労働相談のできる窓口、機関のリスト
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/soudan/
・労働条件相談ほっとライン 違法な時間外労働・過重労働による健康障害など14言語で
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/lp/hotline/
・労働基準関係情報メール窓口 労働基準法等の違反が疑われる事業場に関する情報受付窓口
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/mail_madoguchi.html
・相談機関のご紹介(外国人労働者向け) 労働条件等について、外国語で電話相談できる
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/soudan/foreigner.html
・セクシュアルハラスメント等による精神障害の労災相談窓口 都道府県労働局の窓口一覧:厚労省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/rousai/090316_00001.html
・個別労働紛争解決制度(労働相談、助言・指導、あっせん):厚労省
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/index.html
・東京都労働相談情報センター
https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/soudan-c/center/
・個別労働紛争のあっせんを行っている都道府県労働委員会・あるいは都道府県庁へ相談を
https://www.mhlw.go.jp/churoi/assen/contact-list.html
・紛争調整委員会によるあっせん しくみの説明:厚労省
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/dl/01e.pdf
・各紛争解決制度紹介リーフレット:厚労省
https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/dl/leaflet_07.pdf
・人事院の相談窓口 国家公務員の場合は総合労働相談コーナーや都道府県労働委員会でなくここへ
https://www.jinji.go.jp/counseling/
・所属府省の相談窓口の活用も活用しましょう。
・地方公務員、地方独立行政法人で働いている場合の相談先
・東京都人事委員会公式ホームページ
・都職員のための相談制度
https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/kujyousoudan.html
・DPI日本会議 DPI障害者差別解消ピアサポート
相談できる内容:(1)障害者差別および虐待(2)合理的配慮 に関すること
https://www.dpi-japan.org › sabetsukaishou
・日本看護協会サイト記載の相談窓口等:
(アメリカ看護師協会ANAにある看護師の権利擁護部門がJNAには未だないそうです。残念ですね。)
・「ナースのはたらく時間・相談窓口」 労働時間や超過勤務、夜勤などの相談
https://www.nurse.or.jp/question/nurse_consultation.html
・「看護職のためのメンタルヘルス相談窓口」 電話相談
https://www.nurse.or.jp/nursing/shuroanzen/madoguchi/mental/index.html
・「看護職のキャリアと働き方支援サイト」より(厚生労働省委託事業、JNA作成のサイト)
『体調を崩したら』:体調を崩しながら働き続けた人のエピソード など
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/nurse/event/pg-condition.html
・看護協会の図書館・図書室・文献検索
(会員は自宅からも検索可能。当事者看護師関係の蔵書はまだ少ないと感じます)
・労働組合、合同労働組合(ユニオン)(親身に相談に応じてくれると思います)
・勤務先の労働組合
・医労連 医療の「産業別労働組合(産別)」
http://irouren.or.jp/about/irouren.html
・全医労 国立病院機構、国立高度専門医療研究センター、国立ハンセン病療養所の労働組合
・ハローワーク(障害者枠の看護師求人も検索できる。ただし障害の程度がごく軽い前提の求人が多いという説もある)
・障害のある皆様へ - ハローワークインターネットサービス 専門相談員による就職活動支援
https://www.hellowork.mhlw.go.jp/member/sy_guide.html
・違法と思われた離職はハローワークに相談可能:
「離職票の離職理由に関する異議申立」で検索してみてください。
・(看護師求人に関し、障害者枠ではないですが)病院以外の求人例の紹介ページ:
・ナース熊猫様のサイトより
『【看護師資格が使える珍しい求人】病院以外31の仕事を総まとめ!』
https://ns-kumaneko.com/nurse-license-job/
『【看護師が一人でできる仕事】自分のペースで気楽に働きたい方向け25選』
https://ns-kumaneko.com/nurse-job-myself/
・弁護士への相談
・初めて利用する場合は、弁護士会、法テラス、自治体の法律相談、知人の紹介経由が多いようです。
・障害と人権全国弁護士ネット 障害のある人の人権を擁護する弁護士のネットワーク。
・弁護士会(各都道府県) :日本弁護士連合会
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/bar_association/whole_country.html
・法律事務所 ホームページで事前に相談費用、得意分野を調べられる 。
一例として
・日野アビリティ法律事務所:A S D当事者弁護士による法律相談、労働災害無料相談など
https://www.hino-ability.com/ 職場に障害を開示すべきか、患者さんからの暴力なども相談できます。
・発達障害者支援センターとは 就労・生活支援の相談:国立障害者リハビリテーションセンター
http://www.rehab.go.jp/ddis/action/about/
・発達障害者支援センター・一覧 都道府県・指定都市別リスト
http://www.rehab.go.jp/ddis/action/center/
・地域障害者職業センター 職業訓練や職場紹介等の職業リハビリテーションを行なう:独立行政法人
https://www.jeed.go.jp/location/chiiki/
・障害者就業・生活支援センター
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18012.html
・発達障害専門外来やデイケアのある病院
デイケアで当事者看護師が活躍できることを期待しています。
・自治体の障害福祉窓口
・障害者手帳
・自立支援医療
・国保受給者証(精神通院)
・精神障害者都営交通乗車証
・就労移行支援事業所
・Job庵 障害をもつ看護師・介護士・薬剤師の就労・転職:精神科の病院が母体
https://www.allin1.co.jp/service/recruit/medical/index
・株式会社Kaien – 発達障害の方のための就職応援企業
・看護師資格をもつ支援員がいる就労移行支援事業所の例
https://snabi.jp/facility/4928/blog_articles/130090
https://dd-career.com/blog/oita_20221130/
・障害者専門の人材紹介会社 個人面談、障害者のための合同企業面談会
看護師求人はまだ少ないでしょうが合同面談会で具体的な看護の職種への助言を貰えたことがあります。
・看護職の人材紹介会社 (障害者看護師については情報不足ですが期待しています)
・当事者会/患者会
・聴覚障害を持つ医療従事者の会
・視覚障害をもつ医療従事者の会(ゆいまーる)
・サバイバーナースの会、ぴあナース がんを経験した看護師による患者支援の会
・全国男性看護師会(JNAMN)
・上記のほかに、その当事者会・患者会に看護師・看護学生がいるかどうか尋ねてみては?
・当事者カフェ
・Neccoカフェ 新宿区西早稲田。発達障害に関する本棚あり。当事者看護師に会えるかも?
・看護学校などの図書館 「看護教育」誌などで障害のある看護師・看護学生の記事が読める
・書籍・雑誌(購入/地元図書館蔵書) 当事者看護師の書籍・記事の検索はこちらのページで
・ネット上の動画:当事者看護師・看護学生の語り、ドキュメンタリー、相談、講演など
・「まれかん」チャンネル再生リスト 障害・疾患・マイノリティーをもつ看護師・看護学生
https://www.youtube.com/@user-bi1pt3nc1h/playlists
・地元の社会福祉協議会(看護師として地元でできるボランティアの相談)
・ボランティア(高齢者施設でのレクリエーション主催など)
・障害関連の学会・研究会 当事者看護師は専門性を活かして権利擁護活動ができる…かも
・RANS 看護師養成課程における合理的配慮の実装化に関する研究グループ
・発達障害のある看護学生への支援セミナー(出版社主催など)看護管理者・看護教員の苦労を学べる
・障害者支援の方法開発・普及や雇用政策提言を行う協会(看護の組織とは違う発見があるかも)
・障害者専門を含む出版社(当事者手記を自費出版する場合、電子出版の編集を依頼など)
・やどかり出版 精神障害者を地域で支える公益社団法人が母体の出版社
https://book.yadokarinosato.org/
・米国のNPO:Exceptional Nurse(英語だがFacebookなどで交流できる)