いよいよ師走に入りましたが,連日暖かい日が続いています。移転先での療育活動も先生方の協力でスムーズに展開されるようになっています。室内の天井も高く,広い空間で子どもたちものびのびと療育活動に参加しています。今日は,毎年,制作活動として取組んでいるリース制作になりました。材料は,すべていろりの身近にある木の実や蔓などを利用しています。今年も世界にひとつだけの素敵なXmasリースが完成しました。今週はリース制作週間になっているので,全員が利用日に制作する予定です。★子どもたちの発達に伴って,自分で選んだ装飾をグルーガンを使って付けています。
外遊びの途中で,落葉しているイチョウの木を発見しました。ふわふわ芝生の上で,たくさんのイチョウの葉に感激した様子でした。四季の移り変わりをしっかりと五感で感じとれた時間でした。今の時期だけ自然のご褒美です。
いろりに来所すると,こともたちはすぐに課題や宿題に取組みます。学校でのつまずき等にも丁寧に対応しています。宿題が終わった後は,毎日の療育活動(意図的な活動や創作)や自由遊びになります。また今日は帰りの会時に,エレクトーンの音楽に合わせて遊びながらお友達づくりのSSTをしました。
いろりで展開している活動は,常に本人支援の5領域に「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」の視点が含まれています。その日の活動内容によって,どの領域に重点を置くのかを考えたプログラムになります。今日の室内遊びも,子どもたちの育ち全体に必要な支援内容が入っていました。本人支援の大きな目標は,様々な遊びや学び,多様な体験活動を通じて生きる力を育むことと,将来,日常生活や社会生活を円滑に営むことができるようにするための療育になりす。
身近な施設で今日からクリスマスイルミネーションが始まるので,短縮日課の子どもたちが多かったこともあって遊具遊びを兼ねて見学に出かけました。気が付けば,12月も中旬に差しかかっています。いろいろな遊具で身体を動かした後は,薄暗さの中に突如,ライトアップされたクリスマスイルミネーション・・・・幻想的な光の世界に感動した子どもたちでした。光の中を思い思いに駆け回りながら鑑賞しました。
いろりの療育は,いつも子どもたちを飽きさせないように工夫されています。継続して取組む活動も大切ですが,同じような活動を継続していると子どもたちの意欲が半減してしまいます。いろりの職員は,いろいろな活動の中に(個別・集団)子どもたちが今,必要とされている課題を組入れています。5領域についての研鑽を積んで,いろりならではのオーダーメイドの療育をしています。
今日は12月にお誕生日を迎えるお友達3人の会がありました。職員からは,子どもたちにパネルシアターのプレゼントがあり,身を乗り出して聞き入っていました。また今日のケーキは,盛りだくさんのフルーツがのっている生クリームフルーツケーキでした。いろりからの誕生日カードプレゼントに思わずにっこりの子どもたちでした。
いろりの活動は,いつも子どもたちの課題を克服するために組まれれています。今回は,お友達と協力してコップを運ぶ活動をしました。自分だけけが頑張ってもうまくコップを運ぶことができません。お友達と呼吸を合わせて協力しないと,うまくコップを運ぶことができません。最初は,うまく運べなかった子どもたちも,何回か練習するとコツをつかんでうまく運ぶことができるようになりました。成功体験を積むことで,またひとつ自信に繋がっていきます。
今日は,カレンダー制作の日です。いろりの子どもたちは,制作活動が大好きで,見本を見ながら自分の発想でどんどんと活動を進めていきます。今まで活動の積み重ねで,子どもたちも積極的に時には,大胆に活動を進めることができます。来年の干支(巳年)が,それぞれ個性豊かに完成しました。やらされる活動から自分でやる活動に! ここでも「みんな違ってみんないい」いろりの原点です。
紐結び,ひらがな,手先の機能訓練・・・等,いろりでは,個々の課題に沿っていろいろと模索しながら,取組んでいます。強制的にやると子どもたちも楽しくないし・・・そこでいろりの職員は,手作りの教材やアイディアを活かしながら楽しく子どもたちが向き合えるように工夫しています。
今日は,子どもたちが楽しみにしていたクリスマス会です。いろりのクリスマス会は,利用している子どもたちの成長や発達に即したクリスマス会になっています。午前中に,クリスマスカードの制作,クリスマスマーケットの出品物,コイン制作,個々のコンサートの練習・・・・と,子どもたちが主体的に動いて準備を進めました。昨年こうしたから,今年も・・・という発想はいろりではありません。さらに,昼食は今年もクリスマスバイキングになり,子どもたちの楽しみのひとつになっています。子どもたちの発想や考えに職員も寄添い,子どもたちの主体性を第一に考えて会は進行しました。
冬休みに入り,子どもたちも幾分ゆっくりとした生活リズムになっているようです。いろりに登所すると写真のように,宿題やいろり学習プリントに取組んでいます。辞書を引いて,漢字を調べるお友達,学力診断テストの復習をするお友達等・・・・それぞれの発達段階に応じた課題に取組んでいます。いろりでは,あくまでも子どもたちが自ら解くことに重点を置いています。もちろんつまずきには,しっかりと職員が対応しています。
今日は,冬休み所外活動で坂東市にあるミュージアムパークに行きました。今回の見学もグループに分かれて,各グループのリーダーがまとめ役をありません。多様な時代を乗り越えるリーダーになるには,勉強だけでなく学校・家庭・友達との活動を通してでしか得られない対人コミュニケーションスキルが大切だと考えます。やり遂げることで,子どもたちの世界観が変わりいろいろなことに挑戦する勇気(気持ち)が育ちます。そういう機会を意識して療育活動の中に組入れています。お友達のことや周りを考えて行動できる子どもたちを育てることで,学校を含めた多くの場面で人間関係を円滑にしていくことに繋がります。今日もいろいろな場面で,子どもたちの頑張りがたくさん観られたことが,職員の明日へのエネルギ源になります。
今日の午後からは,ゲストをお招きしてのサックスアンサンブル音楽会がありました。生の楽器の演奏を間近に聞く機会を得た子どもたちは驚いたようで,一瞬緊張の糸が張り詰めたようでした。しかし,子どもたちが聴いたことのある曲が流れると,子どもたちも安心したようで食い入るように聞き入っていました。また途中からは,子どもたちも簡単な打楽器を使ってサックスの音楽に合わせながら,全身を使って踊ったり音を合わせたりして楽しみました。楽しい時間を提供していただきましたゲストの皆様,本当に貴重な時間をありがとうございました。生の演奏に直に触れたことで,子どもたちの世界がまたひとつひろがりました。
今日の昼食は,手作りカレーライスと春雨サラダになりました。冬休みの宿題や個々の課題に取組んだ後は,自分のロッカーや日頃使っている玩具や工作に使う材料ケースなどの大掃除を全員でしました。その後は,2024年度,いろり最後の昼食・・・・カレーライスと春雨サラダです。トッピングは,子どもたちが自由に選んで盛り付けました。栄養バランスを考えたいろりならではの昼食に,おかわりが続出で子どもたちも嬉しそうでした。