若手地震工学研究者の会 第23回セミナー
■ 開催要項
日時: 平成16年9月11日(土)~13日(月)
場所: 愛知県 名古屋市 瑞穂区
会場: 旅館かう楽 (http://www.nande.com/kouraku/)
■ 見学会
9/13 午前:東名阪道 半地下道路トンネル
9/13 午後:第2東名高速道路 矢作川橋梁
http://www.chubu.jhnet.go.jp/project_repo/yahagibr.htm
■ 幹事
盛川仁(東工大 幹事団長)
野津厚(港湾空港技研)
西山誠治(株 日建設計シビル)
中島正人(電中研)
飛田哲男(京都大学)
古川愛子(九州大学)
小野祐輔(京都大学)
■ 発表(講演者(敬称略),講演題目)
招待講演
福和伸夫 先生(名古屋大学大学院環境学研究科):若手地震工学者は、研究室から飛び出して社会を動かすとき!!
羽藤英二 先生(愛媛大学工学部):ネットワーク上の交通行動 理論と観測
一般発表
長郁夫「測地、強震、遠地データとアスペリティの深さ:インバージョンの曖昧さと解釈の際の注意点」
丸山喜久「地震時の車両走行安定性に関する数値解析とシミュレータ実験」
高橋良和「OpenSees(Open System for Earthquake Engineering Simulation)の紹介」
渡辺和明「地中構造物の縦断方向の耐震計算法に関する研究」
藤本一雄「岩盤および地盤上の観測点ペアの強震記録に基づく地盤増幅度と地盤の平均S波速度の関係」
小野祐輔「河川堤防に隣接する半地下RCボックスの3次元解析」
本田利器「時間周波数面で局在性を有する「位相」の提案とその適用性の検討」
市村強「統合地震シミュレータの開発について」
三浦弘之「高分解能衛星画像を用いた都市域の建物分布の把握とそれに基づく地震被害予測」
紺野克明「上野-亀戸間の微動から得られた表層30mの平均S波速度と1923年関東地震の震度との関係」
梶田幸秀「形状記憶合金の落橋防止ケーブルへの適用に関する考察」
上半文昭「地震被害把握を目的とした構造物振動の常時観測システム」
市川卓也「地中線管路の耐震マップの作成について」
野津厚「周期2-10秒の速度波形から推定される2003年十勝沖地震の震源過程」
吉田雅穂「平成16年7月福井豪雨に見た地震災害との共通点」
ポスター発表(お座敷ポスター)
一井康二「防災絵本で何を教えるか?-自家製防災絵本の試みから考えたこと-」
大西良広「2003年十勝沖地震における釧路市内の免震病院の挙動」
小田義也「ニューラルネットワークを用いた即時的震度予測」
久世益充「自治体・地域住民を対象とした地震防災情報提供システムに関する基礎的検討」
竿本英貴「三次元個別要素法による横ずれ断層発達過程のシミュレーション など」
先名重樹「強震動評価のための地盤構造モデルの作成について」
小濱英司「粘性土地盤中の杭構造物の動的挙動に関する遠心模型振動実験」
飛田哲男「エネルギー法を用いた1次元有効応力法の開発」
中島正人「地震ハザード解析に基づく構造物の地震リスク評価」
西山誠治「断層を横切るトンネルの耐震設計について」
野口竜也「境港市の震度特性と強震動観測」
羽田浩二「既設鉄骨部レース構造建物を対象とした制振部材の部分適用による大入力時耐震性向上効果の検討」
原忠「細粒分を含む砂礫の非排水せん断特性」
古川愛子「計測ノイズの不確定性を考慮した損傷同定手法について」
森川信之「2003年十勝沖地震の特性化震源モデル」
盛川仁「3成分微動アレー観測記録を用いた表面波の位相速度の推定法に関する一考察」
山田雅之「確率論的時刻歴波形の作成など」
大野敬美「落橋防止ケーブルの所要耐力に関する研究」
村岡七重「2001年芸予地震を経験したRC造学校校舎の耐震性能と被害の関係」
■ 総会議事
平成16年9月5日現在の会計報告がなされ,承認された.
第24回セミナーの幹事長として,山田雅行(ニュージェック)会員が推薦され,承認された.幹事団については,幹事長に一任することが承認された.
平成17年度以降の事務幹事について,森川信之会員,先名重樹会員が推薦された.両会員が引き受けるか否かは保留された.次期幹事が決定するまでは現行の幹事が職務を継続することとした.
新規会員6名(大野さん,久世さん,村岡さん,三浦さん,丸山さん,飛田さん)の自己紹介がなされた.
以下の事項が,討議され多数決により決定された.
・退会した会員は,若手の会メーリングリストには登録しない(現在登録されているアドレスは削除する)こと.(賛成33,反対3)
・K-netの運営に対し,感謝状またはそれに類するものを贈呈すること.(賛成36反対 0)また,幹事幹事が文案を作成し,メーリングリストにて承認を得ること.表彰にあたっては,現行の事務幹事団が直接手渡しをすること.
・若手の会のロゴを策定すること(賛成36,反対0).具体的なデザインは,ウェブ上に掲載し,3ヶ月程度の意見を受付け期間を設け,その後に決定すること.
以上
(文責:本田利器)
■ 記事
一般講演は15分/30分/1時間程度の発表.
ポスター発表は,夜,畳の上にポスター,OHPなど(形式自由)を広げての発表.