[P6mkII]ピーガー音プレイヤー

PC-6001mkII用の再生専用のデーターレコーダです。PC-6001mkIIのカセット端子CMTINに接続して使用します。

プレイヤーはSDカードから読み取ります。再生可能なデータ形式はバイナリファイル(CAS/P6)です。バイナリファイルとはカセットテープのイメージファイルです。エミュレータではバイナリファイルを仮想的なカセットテープとして使用します。バイナリファイルはWAVファイルに比べてファイルサイズが小さいというメリットもあります。

SDカードの最上位ディレクトリにバイナリファイル(CAS/P6)を入れておきます。

液晶パネルには選択中のファイル名とファイルサイズが表示されます。

UP/DOWNボタンでファイルを選択します。

PLAYボタンで指定したファイルを再生します。

回路図

マイコン側の回路とアンプの回路に分かれています。音量を上げる必要がない場合にはアンプの回路は不要です。

マイコンの動作電圧は5Vです。SDカードモジュールは3.3Vの三端子レギュレータを内蔵しています。ジャンパJ1をショートさせて、三端子レギュレータを有効にします。

CLOADコマンドが終了しない、ロード中に「TR Error」が出るという場合は可変抵抗VR1を調節してください。

バイナリファイルにはロード開始時のピー音の情報が抜けています。このため、再生時にピー音を追加しています。

追加しているのは2か所です。

・送信する一番最初、2400Hzの音を3.4秒鳴らします。

・16バイト送信後、2400Hzの音を1秒鳴らします。

ピーガー音が途切れないようにするため、メインループではリングバッファの空きを常に監視しています。空きがある場合、SDカードから読み込んだデータを補充します。ピーガー音は1/4800秒のタイマ割り込みから発生させています。

Program(Arduino IDE)

https://nicotak.com/download/p6_piga_player1.html

(関連)SDカードへの録音に対応した上位バージョンがあります。

https://sites.google.com/site/yugenkaisyanico/-p6mkii-cmt-converter3