[P6mkII] CMTケーブル&WAV Edit

PC-6001mkIIとデータレコーダを接続するケーブルです。

回路図

本来のデータレコーダ用のミニプラグは3極じゃなくて2極ですが、出回っている録音機器はモノラルよりステレオが主流ですので、3極にしました。左スピーカのみに音を入れて、右スピーカを無音にします。

リモート端子を付けた場合の回路図です。CLOADやCSAVEの実行時、PC-6001mkII内部のリレーがオンになり、端子の6番-7番が接触します。このため、リモート端子の極性はありません。

CSAVEの例です。CMTOUTを録音機能搭載のMP3プレーヤに接続しています。PC-6001mkII側で「CSAVE」コマンドを実行、それと同時にMP3プレイヤー側で録音します。録音後、MP3ファイルをWAVファイルに変換します。サンプリング周波数は22kHzにしました。この方法の場合、MP3プレーヤ側の感度が低すぎて、ピーガー音の音量が小さすぎました。そのため、WAVファイルの加工ツールを使って振幅を大きくする必要があります。

HSPで自作したWAVファイルの加工ツール(wavedit.hsp)です。これでピーガー音をトリミングしたり音量を最大化します。矩形波になってしまうくらい増幅したほうがいいです。チャンネルはモノラル、データは8bitです。ロードしたWAVファイルがステレオの場合は左スピーカだけに変換します。おまけ機能として、ピーガー音をバイナリ(cas/p6t)に変換したり、バイナリをピーガー音に変換できます。

https://nicotak.com/download/p6wavedit.html

CLOADの例です。CMTINをiPhoneやiPadのヘッドフォン端子に接続しています。PC-6001mkII側で「CLOAD」コマンドを実行したら、iPhone/iPad側でWAVファイルを再生します。iPhone/iPadの音量を最大にしないとPC-6001mkII側が反応してくれませんでした。ヘッドフォン端子の回路の負担が心配です。終わったら必ず音量を元に戻してください。大音量で音が鳴ってしまいます。

ピーガー音の音量を上げるための工夫として、オーディオアンプIC(NJM2073D)を接続してみました。これでiPhone/iPadのボリュームを最大まで上げなくてもロードできるようになります。通常のオーディオ用の回路としては電圧5Vは高すぎだと思いますが、この場合だと5Vが最適のようです。

ダイソーで売っているUSBスピーカー(300円)のアンプを流用する例です。製品からオーディオアンプ基板を抜き出して、左スピーカー側の出力を3.5mmミニジャックを介してPC-6001mkIIに接続します。アンプ基板に搭載されているボリュームを最大にして、iPad側のボリュームは50%くらいにすると、読み込みことができました。

ピーガー音の仕様。

TINY野郎さんの「なんでもピーガーmkII」を参考にしています。

純正品のCMTケーブルです。