[MD]DIY MegaDrive Cartridge
(雑誌「日経ソフトウエア2020年5月号」にメガドライブ特集を掲載)
・趣味でメガドライブ用カートリッジを自作する試みです。
・SGDKなどを使って、メガドライブ用のソフトを自作することができます。
・メガドライブはデータバスは16ビットなので、8ビットバスの4Mbitフラッシュメモリを2個並列につないでいます。U1が下位8ビット、U2が上位8ビットです。
・容量は8Mbit(1048574Bytes)です。
・カードエッジはオモテの端子がB1~32、裏の端子がA1~32です。カードエッジ部分のピッチは2.54mmです。
・基板の厚さは1.2mmくらいを推奨。
・カードエッジ部分はハンダレベラー処理を推奨します。
フラッシュメモリライター
・カートリッジにROMイメージを書き込む装置です。吸い出し機ではありません。
・Raspberry Piと合体して使用します。Raspberry Pi3B+がおすすめです。Pi STARTERはRaspberry Pi4では動作しません(2019年現在)。
・ライターとカートリッジの回路は5Vで動作します。ラズパイ側は3.3Vで動作します。
・U1~3はSPI通信でアドレスバスとデータバスを制御するICです。ラズパイからの3.3V系の信号を直結していて、行儀が良くありません。
・U4はラズパイの3.3Vの信号を5Vにしています。GPIO18がHighの場合、OE/CE/WE信号がHighになり、事故を防ぎます。
・USB電源の電圧が5.3V以上の場合、フラッシュメモリを正常に書き込めないという不具合があります。U5の三端子レギュレータはその対策用の部品です。5Vの電圧を正しく供給している場合にはU5を省略できます。
フラッシュメモリライター用プログラム
Pi STARTERで動いています。1アドレスあたり1ワードを書き込みます。bin(ROMイメージ)ファイルは上位8ビット、下位8ビットの順に格納されています。
SGDKに収録されているサンプルプログラム「hello」を実行した様子。
CADデータ&フラッシュメモリライター用プログラム