[FC]DIY FC Cartridge

趣味で作ったファミコン用のカートリッジです。

オリジナルのゲーム作りにご活用ください。

雑誌掲載版はこちら

https://sites.google.com/site/yugenkaisyanico/diy-fc-cartridge2

Version 1

回路図

・PRG-ROM 32KB/CHR-RAM 8KBという最低水準のスペックです。ちょっと特殊な仕様なので、市販のゲームソフトは動かないと思います。

・バンク切り替えには対応していません。

・市販のフラッシュメモリカートリッジとは互換性がありません。

・カードエッジのGND端子と5V端子を2本あるうちの1本をフラッシュメモリ用として勝手に割り振っています。あまり行儀の良い回路ではありません。

・CHR-RAMは起動直後は空っぽなので、PRG-ROMからキャラクタデータをコピーする必要があります。

部品リスト

R1/R2/R3/C2は欠番

U1の「A15」「A16」「A17」「A18」をプルダウンします。ROMのアクセス可能アドレスを0~0x7FFFに限定します。

U3は本来はバッテリバックアップRAMを搭載する部分です(動作未確認)。ここでは、なにも付けません。

U4は本来はMMC1を搭載する部分です(動作未確認)。ここにジャンパ線を付けます。

「(21)CPU A14」→「(1)ROM A14」

「(20)ROM IN」→「(5)ROM OUT」

「(13)PPU A10」→「(16)VRAM A10」=V Mirroring

フラッシュメモリライター

・カードエッジ経由でフラッシュメモリを書き込む装置です。

・制御はラズパイで行います。

・U3の三端子レギュレータは5Vを超えるUSB電源アダプタを使った場合に動作が不安定になることを防ぐためのものです。正常なUSB電源を使っている場合には5V直結して構いません。

書き込みプログラム(fc.prg)

・nes(ROMイメージ)ファイルを読み取って、フラッシュメモリに書き込みます。

Pi STARTERで動きます。Pi STARTERの対応機種はラズパイ3B+までです。ラズパイ4では動かないので注意してください。