使用カード:トランプ 1組 12枚(A、2、3のみを使います)
得点チップ:60枚
ここでは、まず3人で遊ぶ場合について説明します。最後に4人以上で遊ぶ場合について補足します。
他の人と違った番号のカードを上手く出し、チップをひとりじめしていきます。他の人と同じ番号のカードを出すと、何ももらえません。10ラウンド繰り返し、もっとも多くのチップを獲得した人が勝ちます。
ひとりずつ、A、2、3の各 1枚、合計 3枚を手札として取ります。
その他の残ったカード(A、2、3各 1枚の合計 3枚)が場札です。場札はテーブル中央へ A、2、3の順番に整列して並べます。
ゲームで使うチップは 1ヶ所に集めておきます。このチップを集めた場所を銀行と呼びます。
次に親を決めます。もっとも年長の人が親になります。親は、銀行から場札へとチップを準備(移動)する役割です。
ゲームは次の 3ステップをひとつのまとまり(これをラウンドといいます)として、全部で 10ラウンドおこないます。
それぞれ順番に説明していきます。
親は場札の枚数分、チップを束にして準備します。束にするチップの枚数は次の表のとおりです。
最初の6ラウンドまでは、チップは1枚ずつ、7ラウンド目からはそれぞれ1枚ずつ増えていきます。
例をあげて説明します。上の図は第1ラウンドです。まず場札ごとに決まった枚数のチップを準備します。第1ラウンドはチップ各1枚なので、1枚ずつ、場札 3枚分を銀行から準備しました。
場札の枚数分、チップを束にして準備できたら、次にそれぞれの束を場札 1枚ずつに配置していきます。場札には前のラウンドで取られなかったチップが残っていることがありますが、そのまま配置します。
上の図は、第1ラウンドの例の続きです。準備した束をそれぞれの場札に置いていきます。第 1ラウンドは前の残りはありませんので、すべての場札に 1枚ずつチップが置かれます。
チップの特別な配分
場札にチップを置き終わった後に、すべての場札の上にチップが1枚だけ置かれているときは、特別に Aの場札の上に置いていたチップ 1枚を取って 2の場札の上に重ねます。こうすることで、Aの場札の上にはチップが無く、2の場札の上にはチップが 2枚、3の場札の上にはチップが 1枚だけ置かれた状態になります。
この、チップの特別な配分は第 1ラウンドでは必ずおこなわれます。
上の図は第 1ラウンドの例の続きです。すべての場札の上にチップが 1枚だけ置かれている状態なので、特別な配分をおこないました。これで第 1ラウンド目のチップの準備は終了です。続いてステップ2に移ります。
場札に置かれたチップを獲得すべく、欲しいチップが置かれた場札の番号と同じ番号の手札を伏せたまま出します。カードを出す順番はありませんので、決まった人から伏せたままカードを自分の前に出していきます。
全員が 1枚ずつカードを出したら、親のかけ声で一斉にカードを表に向け、誰がどの場札を狙っていたのか公表します。
全員が出したカードを公開したら、ステップ 2は終了です。続いてステップ 3に移ります。
出したカードの番号が他の誰とも違っていた人だけが、出したカードと同じ番号の場札に置いてあるチップをすべてとります。他の誰かと同じ番号のカードを出していた人は何ももらえません。
場合によっては誰もチップをとれなかったり、全員がチップをとれるときもあります。
ステップ3を終えたら、出したカードは手札に戻します。場札に残ったままのチップはそのままにしておきます。
全部で10ラウンドおこなった後、ゲームが終了します。場札の上に残ったままのチップは、誰も獲得しません。
獲得したチップの合計点が多い順に1位、2位と順番が決まります。獲得したチップの合計点が同じであれば引き分けです。
4人以上で遊ぶ場合、3人ルールから以下を変更します。
本ゲームのルール紹介にあたり、ゲームマーケット2010頒布ルールの重要事項から以下を作者確認の上抜粋いたします。
本記事での紹介にあたり、留意事項として私(ゆうり)からの補足としてさらに追記します。本コンテンツでは例図にて使用している画像素材に、別途の著作権所有者が存在し、また、その権利はそのまま元の権利者が有しています。
ゲーム著作者の意向を尊重し、私が作成した本文については上記重要事項(条件)に準じます。ただし、本文テキストを除く画像(正確にはそこで使われている画像素材)についてはそれぞれの著作者が継続して権利を有すこととします。