ブーメラン オークション

準備

使用カード: 1組 20枚(各マーク A、2~5)
カードの価値: Aは「1」、その他は数字そのまま(2であれば「2」)
 ※マークは価値に関係ありません

ゲームの勝敗

オークションゲームです。商品に対し最も高値をつけた人が、その商品を落札します。商品それぞれに価値がありますが、組み合わせることによってさらに価値があがります。ゲーム終了時に、もっとも高い商品価値を集めた人が勝ちです。

配り方

A、2~5のカードをマーク毎に分けます。各自 1種類のマークを決めて、そのカード一式を取ります。このカードが各自の手札です。ゲームの間、手札は他の人に見せないようにします。


残った 1種類のマークは、裏向きにしてよくシャッフルし、ひとつの山にして裏向きのまま置きます。これを出品商品の山札とします。

ゲーム開始

親の決定

商品に対し、最初に入札する「親」を決めます。一番最初の親は、もっとも若い人です。それ以降は、最後に落札した人が親になります。

商品を決める

親は山札のいちばん上のカードを 1枚だけ表にして、出品商品とします。商品は山札のわきに、全員に見えるように置きます。


上の例では、山札から「4」のカードがめくられました。最初の出品商品は、この「4」のカードです。

自分の番にできること

最初は親の番からはじめます。親の番が終わると、親の左隣の人の番に移ります。その人の番が終わると、さらに左隣の人の番に移ります。

自分の番には次の 2つのうち、必ずどれか 1つをおこなわなければなりません。

(a) 入札する
(b) パスする

それぞれについて詳しく説明します。

(a) 入札する

手番の人は、自分の手札から1枚カードを出します。出せるカードは、今回の商品に対して他の人が出したカードよりも価値が高いカードで無ければなりません(同じ価値では入札できません)。まだ誰も入札していなければ、何のカードを出してもかまいません。


上の例では「4」の商品に対し、親は「3」のカードで入札しました。

入札のときに、Aのカードには特別な使い方があります。後で説明します。

(b) パスする

今回は入札しない、という選択です。他の人に伝わるよう「パス」と声に出して伝えます。出せるカードがあっても、パスしてかまいません。親もパスをすることができます。


上の例では、2番目の人がパスをしました。パスをする人はカードを出さず「パス」の意思表明だけをおこないます。

商品の落札

全員 1回ずつの番が終わったあと、誰が商品を落札したか確認します。もっとも高い価値を入札した人が、商品を落札します。落札した人が誰かを確認したあと、次の順番で商品の引き取りをおこないます。

  1. 落札できなかった人は、入札に使ったカードを手札に戻します(パスした人は何もしません)
  2. 落札した人は、入札に使ったカードを裏向きにして捨て札置き場に、置きます
  3. 落札した人は、落札した商品のカードを、表向きにして自分の前に置きます
  4. 落札した人が次の親となり、商品を決めます
例をあげて確認しましょう。

上の例では、「4」の価値のカードで入札した人が「4」の商品カードを落札しました。

上の図のように、落札できなかった人は入札したカードを手札に戻し、落札した人の入札したカードは裏向きにして、捨て札置き場に移動します。


最後に、商品を落札した人の前に持ってきます。間違えて手札に入れないように気をつけましょう。この後、落札した人は親となり、山札から1枚めくって次の出品商品を決めます。

全員がパスしたとき

誰も入札せず全員がパスしたときは、商品を裏向きにして捨て札置き場に移動します。親はそのままで、次の商品を決めます。

山札が無くなったとき

5枚の商品が出品されたあと、山札が無くなります。そのときは、捨て札置き場のカードをよくシャッフルして新たな商品の山札とします。新たな山札を作るのは、最後の商品が誰かに落札され、その入札カードが捨て札置き場に移動したか、あるいは商品そのものが捨て札置き場に移動したあとです。また、新たな山札を作るのは 1回だけで、2回目はありません

Aの特別な使い方

「A」のカードは「1」の価値を持ちます。他のカードのように、1枚で出すことももちろんできますが、このカードだけは特別に、他のカードと組み合わせて 2枚組として入札することもできます。このときの価値は、一緒に出したカードの価値 + 1になります。例えば「5」と「A」を一緒に出せば「6」の価値として入札します。


上の例では「3」と「A」を組み合わせて「4」の価値として入札し、落札しました。

ゲーム終了

2回目の山札が無くなり、最後の商品が誰かに落札されるか捨て札置き場に移動したときにゲームが終了します。次のルールで得点計算します。

落札した商品カードの価値合計が得点になります。また、同じ価値のカードを2枚以上落札していた場合は、次のとおり、追加得点します。
  • 2枚: 2点
  • 3枚: 6点
  • 4枚: 12点
合計得点がもっとも多い人が勝ちです。合計得点のもっとも多い人が 2人以上いたときは、該当する人全員が勝ちです。なお、手札は得点に関係しません。


上の例では、「4」を3枚そろえた人が「4 + 4 + 4 + 6」で合計 18点を得て、勝利しました。

ご家族の方へ

  • トランプ愛好家の りかちさんが創作したゲームです
  • 初出は 2013年のWebサイトでの掲載です。のちにゲームマーケット 2013秋にてルール頒布もおこなわれました

作者より

  • ゲームマーケットでトランプのゲームを発表しようと思い立ち,20枚のカードを使った3人用のゲームが作りたいという思いからスタートしてできたゲームです
  • 気軽にも真剣にも遊べるゲームですので,ぜひいろいろな人と遊んでみてください

参考文献

ルールを紹介するにあたり、以下の文献・コンテンツを参照しました。


ルール紹介をおこなうにあたり、草場純先生の「夢中になる!トランプの本」の影響を大きくうけています。関係者の方で、問題があるとの判断があればご連絡ください。


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