一般
Google Earth Engine
解説:クラウド上の大規模衛星データにAPIを介してアクセスするGoogleのサービス。Landsatの過去長期間データなどが利用可能。
解像度:
入手方法:https://earthengine.google.com/
個人的覚書
2016年5月現在、周囲の研究者が可能性について熱く語っている。自分自身ではまた使ったことがない。
永久凍土データ
Circum-Arctic Map of Permafrost and Ground-Ice Conditions
地質データ
One Geology
Generalized geological map of the world and linked databases (Geological Survey of Canada, 1995)
解説:カナダの地質局が作成した世界全体をカバーする地質に関するデータ。Doll and Fiedler(2008)によると、唯一の世界全体をカバーする地質のグリッドデータ。
解像度:1:35,000,000
入手方法:
個人的覚書
オリジナルデータはもともとCD-ROMで配布されていたデータがそのままダウンロードできるようになっている。データは地質データ(GENGEOL)と海底資源に関する2つのデータ(SEADEP, SEDCU)の3つからなる。フォーマットは5形式について提供されているが、地図と属性情報が揃っているのはARC Infoで系のみ[参考]。ただし、1995年時点のArcInfo Ver6形式のため、ArcInfo9や10では開けない。
USGSがオリジナルデータをOGS WMS技術を利用してweb公開している。OGC WMSとはGIS情報をweb公開する技術らしい。Arc MapでOGC WMS形式のデータを開くための方法はここ(日本語なら農研機構のサイト)に示されている。ただ、OGS WMSで公開されている地図はPNGによる画像ファイルで、Arc Mapによるラスター変換はできなかった。
土壌データ
土壌データは多くの年月をかけ、多くの国際機関により整備されてきた。このため、データの関係は少々複雑である。以下では、基本的に大きな系統別に時系列で示している。
FAO/UNESCO Soil Map of the World系
FAO/UNESCO Soil Map of the World (FAO, 1971-1981)
解説:世界全体をカバーする土壌タイプのデータ。紙媒体で発行されており、凡例、北米、中米、南米、欧州、アフリカ、南アジア、北・中央アジア、東南アジア、豪州の全10章からなる。長い間、唯一の世界の土壌資源の情報だった。
解像度:1:5,000,000(紙地図)
入手方法:
個人的覚書
上記のリンクは基本的に元の報告書のPDF版を提供しているので、デジタル化には全く不向き。
FAO Digital Soil Map of the World and Derived Soil Properties (DSMW) (FAO, 1995)
解説:FAO/UNESCO Soil Map of the Worldの土壌タイプデータをデジタル化したもの。
解像度:5分(約10km)
入手方法:
個人的覚書:
Doll and Fiedler (2008)で利用されていた土壌タイプ地図。Shapefile, Erdas, IDRISIフォーマットでダウンロードできる。
IDRISIフォーマットはバイナリで提供されており、UNIXで地図データを開くのに適しているが、データが大陸・地域別に分かれており、統合の作業が必要になる。なお、提供されていたのはSoil Mapping UnitというID情報のみで、IDごとの具体的な土壌特性を示した属性データ(いわゆるLook Up Table)はShapefileの入っているzipファイルの中のBasicFileSC.xlsかFAO764.xlsから拾う。とにかく手間がかかり、途中で処理を中断してしまった。
Harmonized World Soil Database系
Harmonized World Soil Database (HWSD) (Nachtergaele et al. 2009)
解説:FAO, IIASA, ISRIC, ISSCAS, JRCによって開発された土壌の総合的なデータベース。土壌タイプはFAOのDSMW、傾斜などの地形情報と土地利用はIIASAのAEZ、養分・毒性などの土壌の質はISRICのWISEを基本として、データベースを統合したようだ(←勉強中)。
解像度:30秒(約1km)
入手方法:
Soil Texture Map for GSWP3
解説:Sujan KoiralaさんのHPにあるデータ。IIASAの配布したbilデータを0.5度と1度にアップスケールしたデータ。
解像度:0.5度(約50km)、1度(約100km)
入手方法:
個人的覚書:
陸面モデルの境界条件として整備されており、モデルの入力データとしてすぐに利用できる。
ISRIC World Inventory of Soil Emission Potential (WISE) (Batjes, 2006)
解説:ISRIC (World Soil Information)により整備された土壌属性データ。
解像度:30秒(約1km、2015年版)、5分(約10km、2006年版)、0.5度(約50km、2003年版)
入手方法:
個人的覚書:
5分と0.5度でダウンロードできるのはありがたい。ただ、WISEとDSMWとHWSDを混ぜると整合性やバージョンがごちゃごちゃになってしまいそう。。。
Digital Soil Map of the World系
Digital Soil Map of the World (Sanchez et al. 2009)
解説:Columbia大学などの開発する超高解像度の全球土壌地図。
解像度:30m, 90m
入手方法:
個人的覚書:
データがどこからダウンロードできるのかよくわからなかった。
高解像度流域・河道データ
総合データ
Ecoclimap
特徴:高空間解像度の陸面過程境界条件データ
解像度:1km x 1km
入手方法