一般

    • Google Earth Engine

      • 解説:クラウド上の大規模衛星データにAPIを介してアクセスするGoogleのサービス。Landsatの過去長期間データなどが利用可能。

      • 解像度:

      • 入手方法:https://earthengine.google.com/

      • 個人的覚書

        • 2016年5月現在、周囲の研究者が可能性について熱く語っている。自分自身ではまた使ったことがない。

永久凍土データ

    • Circum-Arctic Map of Permafrost and Ground-Ice Conditions

      • 解説:永久凍土に関するデータ。

      • 解像度:

      • 入手方法

      • データポータル

      • 個人的覚書

        • 凡例はここにある。

        • データはEASE Gridという形式で記録されている。これは北極を中心としたランベルト正積方位図法に投影したデータを等間隔の格子に区切り、1バイト整数として提供する書式のようだ。この1バイト整数を読み込むFortranプログラムが添付されているが、Intel Fortranではうまくコンパイルできなかった。そこで、ここに書いてある方法でArcGISで読み、まずアスキーファイルに変換した。その後、各格子の緯度経度を割り出して再変換した。

地質データ

    • One Geology

      • 解説:ダイナミックなデジタル地質地図を作る世界的なイニシアティブだそう。

      • 解像度:

      • 入手方法

      • データポータル

      • 個人的覚書

        • 以下のUSGSによるものとほぼ同じ形式のデータ公開。ここに記されている方法を使うと、Arc Mapで開くことができる。USGSと同じく地図はPNGによる画像ファイルだが、ここに示す手順でラスター変換ができた。

    • Generalized geological map of the world and linked databases (Geological Survey of Canada, 1995)

      • 解説:カナダの地質局が作成した世界全体をカバーする地質に関するデータ。Doll and Fiedler(2008)によると、唯一の世界全体をカバーする地質のグリッドデータ。

      • 解像度:1:35,000,000

      • 入手方法:

      • オリジナルデータ(Geological Survey of Canadaのサイト)

      • OGC-WMSデータ(USGSのサイト)

      • 個人的覚書

        • オリジナルデータはもともとCD-ROMで配布されていたデータがそのままダウンロードできるようになっている。データは地質データ(GENGEOL)と海底資源に関する2つのデータ(SEADEP, SEDCU)の3つからなる。フォーマットは5形式について提供されているが、地図と属性情報が揃っているのはARC Infoで系のみ[参考]。ただし、1995年時点のArcInfo Ver6形式のため、ArcInfo9や10では開けない。

        • USGSがオリジナルデータをOGS WMS技術を利用してweb公開している。OGC WMSとはGIS情報をweb公開する技術らしい。Arc MapでOGC WMS形式のデータを開くための方法はここ(日本語なら農研機構のサイト)に示されている。ただ、OGS WMSで公開されている地図はPNGによる画像ファイルで、Arc Mapによるラスター変換はできなかった。

土壌データ

    • 土壌データは多くの年月をかけ、多くの国際機関により整備されてきた。このため、データの関係は少々複雑である。以下では、基本的に大きな系統別に時系列で示している。

    • FAO/UNESCO Soil Map of the World系

      • FAO/UNESCO Soil Map of the World (FAO, 1971-1981)

        • 解説:世界全体をカバーする土壌タイプのデータ。紙媒体で発行されており、凡例、北米、中米、南米、欧州、アフリカ、南アジア、北・中央アジア、東南アジア、豪州の全10章からなる。長い間、唯一の世界の土壌資源の情報だった。

        • 解像度:1:5,000,000(紙地図)

        • 入手方法:

        • データポータル

        • 個人的覚書

          • 上記のリンクは基本的に元の報告書のPDF版を提供しているので、デジタル化には全く不向き。

      • FAO Digital Soil Map of the World and Derived Soil Properties (DSMW) (FAO, 1995)

        • 解説:FAO/UNESCO Soil Map of the Worldの土壌タイプデータをデジタル化したもの。

        • 解像度:5分(約10km)

        • 入手方法:

        • データポータル

        • 個人的覚書:

          • Doll and Fiedler (2008)で利用されていた土壌タイプ地図。Shapefile, Erdas, IDRISIフォーマットでダウンロードできる。

          • IDRISIフォーマットはバイナリで提供されており、UNIXで地図データを開くのに適しているが、データが大陸・地域別に分かれており、統合の作業が必要になる。なお、提供されていたのはSoil Mapping UnitというID情報のみで、IDごとの具体的な土壌特性を示した属性データ(いわゆるLook Up Table)はShapefileの入っているzipファイルの中のBasicFileSC.xlsかFAO764.xlsから拾う。とにかく手間がかかり、途中で処理を中断してしまった。

    • Harmonized World Soil Database系

      • Harmonized World Soil Database (HWSD) (Nachtergaele et al. 2009)

      • Soil Texture Map for GSWP3

        • 解説:Sujan KoiralaさんのHPにあるデータ。IIASAの配布したbilデータを0.5度と1度にアップスケールしたデータ。

        • 解像度:0.5度(約50km)、1度(約100km)

        • 入手方法:

        • データポータル

        • 個人的覚書:

          • 陸面モデルの境界条件として整備されており、モデルの入力データとしてすぐに利用できる。

      • ISRIC World Inventory of Soil Emission Potential (WISE) (Batjes, 2006)

        • 解説:ISRIC (World Soil Information)により整備された土壌属性データ。

        • 解像度:30秒(約1km、2015年版)、5分(約10km、2006年版)、0.5度(約50km、2003年版)

        • 入手方法:

        • データポータル

        • 個人的覚書:

          • 5分と0.5度でダウンロードできるのはありがたい。ただ、WISEとDSMWとHWSDを混ぜると整合性やバージョンがごちゃごちゃになってしまいそう。。。

    • Digital Soil Map of the World系

      • Digital Soil Map of the World (Sanchez et al. 2009)

        • 解説:Columbia大学などの開発する超高解像度の全球土壌地図。

        • 解像度:30m, 90m

        • 入手方法:

        • 論文(Science)

        • 個人的覚書:

          • データがどこからダウンロードできるのかよくわからなかった。

高解像度流域・河道データ

    • WWF HydroSHEDS (Hydrological data and maps based on SHuttle Elevation Derivatives at multiple Scales)

    • GDBD (Global Drainage Basin Database)による流域界データ

      • 特徴:高空間解像度の流域界・河道網データ。

      • 解像度:

      • 入手方法:

      • データポータル

総合データ

    • Ecoclimap

      • 特徴:高空間解像度の陸面過程境界条件データ

      • 解像度:1km x 1km

      • 入手方法

      • データポータル