投稿日: Apr 23, 2018 1:45:22 PM
(ロボット工房と直接の関係はないですが,どなたかの役に立つかもしれませんので)
知能情報学部の学生が大学生協のノートPCを購入すると,VMware playerをインストールして,その上でCentOS6を動かしていることが多いようです.大学のPC教室のPCがそのような環境になっているためです.
先日,学生のPCでVMware player上のCentOSをアップデート(sudo apt update)している最中にディスクフルになってしまいました.あわててCentOSを再起動したところ,カーネルパニックになってしまい,全く起動しません.とにかくhome以下は救出したいということであれこれ試しました.以下にうまくいった方法をメモしておきます.
1) ホストPC(Windows)上のCentOSフォルダをUSB HDDにコピーする.今回は20 GiBほどあった.この中に仮想ディスク(拡張子は .vmdk)が存在する(はず).
2) LinuxがインストールされたPCを用意する.今回はたまたまあったCentOS6機を使用した.
3) VMware workstation proを入手してインストール.2週間ほど試用できる.ダウンロード時,My VMwareへの登録が必要であれこれ個人情報が取られるが,緊急事態なのでやむを得ない.なお,CentOS6 + VMware workstation pro 10はうまく動いたが,CentOS7 + VMware workstation pro 14はエラーが出て動かなかった.
4) VMware workstation proを起動し(GUIのソフトだ),メニューからmount a virtual diskを選択し,ダイアログにて .vmdk ファイルを選択する.このとき,ロックファイル(拡張子は .vmdk.lck)が残っているとマウントできないので,先に削除しておく.うまくマウントできれば,ファイルシステムが見えるので,必要なディレクトリを別のディスクにコピーする.
ネットを検索したら,WindowsにOSFmountというソフトをインストールして,それを使って仮想ディスクをマウントする方法が紹介されていました.しかし,マウントはできるものの,WindowsにてLinuxのファイルシステムを読むことができないため,「フォーマットしますか?」と聞かれてしまいダメでした.