精神保健福祉士部会 第4回専門技術研修会 ご報告

第4回専門技術研修会 ご報告

年末2015年12月26日に開催いたしました第4回専門技術研修会

「エビデンスのまとめ方~日常業務を研究成果に~」(講師:産業医科大学産業生態科学研究所 真船浩介先生)

についてご報告致します。

参加者は12名とやや少ないながらも、様々な意見や質問、目下の関心テーマに関するディスカッションが

自然発生的に盛り上がる大変有意義な研修となりました。

「研究」というと、敷居が高い印象がありますが、研究は決して日常の業務とかけ離れたところに在るのではなく、

むしろ日常の業務を客観的に整理する方法として理解することができました。

以下、ご参加いただいた方々からのアンケートご感想です。

・苦手で今まで避けていたテーマだったので、アタマの整理ができました。

・わかりやすかったです!もっとPSWに聞いてもらいたい!

・論文を書く機会はあまりありませんが、日々の実践の効果性や要因を整理するのにとても参考になりました。

・いつも勉強しようと思っても難しかった分野だったのでとても有意義でした。

・エビデンスをまとめることの意義など大変為になる内容でしたが、単一事例のまとめ方について、もう少し詳しく聞きたいと思いました。

自分が実際にやるとすると、やはり現場の実践報告という形で一事例を取り上げるのが一番敷居が低いので・・。

・眠くなる話ながら、工夫されていて集中して受講できました。研究についての認識が浅く、また職場でも研究が難しいため、勉強になりました。

ありがとうございました。

・実践のまとめ方を教示していただいたので、皆さんの実践をきけるような研修を期待しています。

・全然眠くなかったです。2回目を希望します。私ももっと勉強しておきます。ありがとうございました。

1回ではなかなか伝えきれないテーマでしたが、身近な日常業務について振り返り、客観的にまとめる習慣をつけることは

自身の業務を整理してスキルアップを図ることでもあり、他者・多職種との共有言語を増やし、また共有認識を持つことによって

よりよい技術提供ができることにもつながります。また、後進を育成するためにも、実は必須のスキルなのだと思います。

論文とまでは行かなくとも、まずは日常業務をまとめてみて、何がポイントなのか、何が失敗や成功なのかの抽出を試み、

ぜひ、産業精神保健学会等で発表して下さい。

第4回専門技術研修会の様子