第44回学校読書ボランティアの会 2月例会報告
日 時 平成28年2月5日(金) 13時30分~15時30分
場 所 福知山市立図書館中央館 2階 研修室
出席者 12名 (うち 図書館職員2名)
司 会 西山さん 記録 安川 写真 中西さん
内 容 季節の本やおすすめの本など
①図書館よりお知らせ(担当、大槻さん)
・「聞かせ屋。けいたろう」の読み聞かせ会&講習会のお知らせ(2月11日、市民交流プラザふくちやまにて)
②絵本の紹介
・佐賀小の田中さん
「金のおさら」(バーナデット・ワッツ作 福本友美子訳 BL出版)
お友達のおもちゃの金のお皿を盗んでしまうお話。ワクワクする楽しいお話ばかりでなく、このような心の動きを考える本も読んでみたい、とのこと。
読み聞かせの後に、先生が子どもたちに感想を述べさせる習慣になっている。
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スタッフより
感想を言わなければならないと思うと、そのことが頭にあって楽しめない。また、「おもしろくなかったな」という感想を持った子もいるかもしれない。それぞれの受け止め方がある。また、読み聞かせは国語の授業ではないので、感想を述べる習慣は不要。先生に前もって(子どものいないところで)「感想は言わさないで頂きたい」ということをお願いしておいてはどうか、と提案。
スタッフより
子どもたちはなるべくひっついて聞いてほしい。各自机に座って聞く形では、離れている子に伝わりにくい。
・下六小の井上さん
「おおやまさん」(川之上英子 川之上健 さく・え 岩崎書店)
怖い顔のおおやまさんは、ぼくの幼稚園バスの運転手。実はやさしい表情を見たことあるんだ!
スタッフより
読み方がすばらしい! めくり方、間合い、視線などが絶妙。
絵本は絵にないことを文で表し、文にないことを絵で表し、絵と文でひとつ。しかし、絵を見せないで読み物のように読む人がいると聞いた。その善悪は別とし、いろんなやり方があるのだなと思った。
・美鈴小の亀井さん
「ジロがなく」 (山下ケンジ 講談社)
決して鳴かない犬のジロは・・・
少人数の学校。豆まきをしているのは4人のクラスで一人だけだった。最近は大豆アレルギーの子があって、保育園では豆をまかず、紙を丸めて投げるらしい。
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スタッフより
給食でも今年から豆が出なくなった。また、福知山市立の保育園と幼稚園では節分行事をしない。ひな祭りもなくなった。階級性がよくないとのこと。私立はド派手にやっているが・・・
今後、節分の本は読んでもいいのか?と学校に尋ねなくてはならない時が来るかも・・・??
スタッフより
鬼という悪者に豆を投げつけて排除するということが悪とされると聞いた。
・遷喬小の小西さん
「ひともじえほん」(こんどうりょうへい さく かきのきはらまさひろ こうせい
やまもとなおあき しゃしん 福音館)
人で文字を作る。一人でく「し」、二人でい「こ」、三人でな、みんなで・・・・
・庵我小の森下さん
「いっぽんの鉛筆のむこうに」(谷川俊太郎文 坂井信彦ほか写真 堀内誠一絵 福音館書店)
1本の鉛筆を作るために、世界のいろんな人が関わっている。
・庵我小の山段さん
「いちばんうつくしいのはオレだ」(マリオ・ラモ作 原光枝訳 平凡社)ほか
・スタッフ中西さん
「エルマーのぼうけんをかいた女性 ルース・S・ガネット」(前沢明枝 福音館書店)
発行から68年たつ「エルマーのぼうけん」を書いたのは、自由を通した女性でした・・・
「おふくさん」(ぶん・え服部美法 大日本図書)
10人のおふくさんが鬼を笑わせようとあの手この手で・・・笑う門には福来たる
③図書館より新しい絵本の紹介(担当 中尾さん)
(写真参照)
今日は学校行事もあって少ない人数でしたが、ゆっくりゆったり、感想もまじえながら絵本の世界を楽しむことができました。
次回は平成28年4月1日(金)午後1時半~です。