第22回学校読書ボランティアの会例会報告書
平成24年4月6日(金) 13時30分~15時30分
福知山図書館中央館情報センターにて
参加人数29名(小学生4人含む)
図書館からの報告
長い間お世話になった木ノ下館長さんが退職されました。
湧田さんも大阪へ引っ越しをされました。
4月から谷垣さんが児童サービスを担当してくださいます。
中央館は12人中4人が代わられたそうです。
「只今、一生懸命に頑張っているのでボランティアさんなど外からのバックアップもよろしくお願いします。また意見などは遠慮なくいってください」と岡部さんから挨拶がありました。
第一部「冬のおはなし会」実践報告
中丹はぐくみサポート会からの依頼を受け、24年1月27日に綾部のせんだん苑保育園で「冬のおはなし会」を行いました。学ボラからは6名が参加。大雪の翌日とあって、園庭には雪だるま、雪もチラチラ舞い、まさに冬のおはなし会にぴったりな日でした。
① オープニングは「まめうしくんと1・2・3」あきやまただし作・絵 PHP研究所
このために中井さんが作曲された軽快な音楽を西山さんがピアノで弾いてくださってまめうしくんのうちわを両手に持った5人が登場。
1から5までの数をゆっくり数えたり、早く数えたり、怒りながら、泣きながら・歌いながら・オバケみたいな声でと各々が個性豊かに表現しました。、
② 「ゆきのひ」エズラ・ジャック・キーツ文・絵 偕成社
堀さんの代わりに学ボラでは西山さんが読まれました。春ならジーン・ジオンの「はるがきた」でも良いかもしれません。
③ 「きらきら」吉田六郎 写真 アリス館
安川さんが雪の結晶を切り紙細工で作られました。春なら梅や桜 秋なら桔梗も。
④ 「おしくら・まんじゅう」かがくいひろし作 ブロンズ社⑤ 「あぶくたった」さいとうしのぶ絵 ひさかたチャイルド
⑥ 「ねえ・どっちがすき」安江リエ 文 降矢なな 絵 福音館書店
以上三冊を中西がブックトーク風に大豆や小豆も見せて紹介しました。
おまんじゅうと、おぜんざいと、どっちが好き?と聞いたところ学ボラ参加の皆様はおぜんざい派が多数でした。
⑦ 「なぞなぞごてん」 新沢としひこ作 すずき出版
クイズ「なぞなぞポン」(テーマソングあり)
中井さん手作りの雪だるまがたくさん貼られたパネルになぞなぞの答えが仕込まれていて、なぞなぞだけでなく雪だるまをめくると答えが出てくる楽しみもあります。子どもたちも大喜び。学ボラでは春バージョンとして桜とお雛様のパネルも用意されていました。
⑧ 大型絵本「ダンゴムシ みつけたよ」皆越ようせい 文・写真 ポプラ社
「まるまるだんごむし」須田孫七 監修 ひさかたチャイルド
「ぼく、だんごむし」得田之久・文 福音館書店
「ダンゴムシ・やあ!出会えたね」今森光彦 文・写真 アリス館
この本は上垣さんが紹介されたのですが4月6日の学ボラには参加できなかったため中西がメッセージを受け取り代読しました。
メッセージから一部抜粋
時間が十分ではなかったので全てのページを見せることはできず、読み聞かせというよりは、子どもたちに語りかけ、クイズを入れたりしながら写真を見せていきました。なかなかよく反応してくれて、やはり、ダンゴムシの人気は絶大でした。
第二部「みんなでつくろうおはなし会」
下六人部 井上さん
① 「でんしゃにのって」 とよたかずひこ アリス館
ガタゴトー ガタゴトー 「次は〇〇だー」ワニさんやクマさんやゾウさんたちが次々と乗り込んできて・・・・。
② 「一年生になったら」 まどみちお 詞 かべふよう絵 ポプラ社
この時期とてもよく耳にするこの曲に絵本があったんですねぇ。会場にちょうど新一年生になる男の子がいたので、プレゼントとして井上さんが歌いながら読まれました。入学おめでとう!。
仲野さん
③ 大型絵本「だるまさん が」 かがくいひろし作 ブロンズ社
大型絵本であっても出来るなら読み手が自分でページを繰るといいですよ。と仲野さん。
確かに、呼吸が大切です。
さらに、一回目は丁寧によんで本に集中し、本をいかす。 次にだるまさん体操をして楽しむ。だるまさん体操とは「どてっ・ぷしゅー・ぷっ・びろーん・にこっ」など擬音に動作を付けたもので、その箇所を繰り返し、おもいっきり体を動かすと子どもからお年寄りまで誰もが一層楽しめます。
でも、くれぐれも、本を読みながら体操をしないでください。
本を読みながら体操をすると絵本ではなくて、聞き手は読み手に注目してしまいます。この話には全員納得しました。
石川さん ちょっと気分をかえて手遊び
④ 「おはなしおばさんシリーズ2巻 ふれあい遊びギュッ」 藤田浩子 編・著 一青社
タンポポの手遊び <遊び方>
「タン」のときは拍手、「ポポ」のときは両手でほおをたたく 。
タンポポ、タンポポ、タンタンポポ。なれたらスピードアップです。
つくしの手ぶくろ遊びも季節にピッタリ。
遷喬 大槻さん
⑤ 「ぜったいがっこうにはいかないからね」 ローレンチャイルド著 フレーベル館
チャーリーとローラ兄妹のお話。ローラが小学校に入学することになったのですが、行きたくないとすねています。 兄のチャーリーは・・・・。 シリーズ第三弾。
言葉が渦をまいていたりするので下読みはしっかりしないとあわてることになります。
とアドバイスして頂きました。
⑥ 「いつもちこくのおとこのこージョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー」
ジョン・バーニンガム 著 谷川俊太郎 翻訳 あかね書房
⑦ 「おめでとうのいちねんせい」 糸井重里 著 日比野克彦イラスト 小学館
修斉小学校 図書館補助員 中川さん
⑧ 「くものすおやぶん とりものちょう」 秋山あゆ子 著
福音館書店
虫たちの時代劇ワールド。建物や背景も細かく描かれています。くものすおやぶんは、ぬすっとのかくればねを追っています。絵の中のかくればねを見つけたり、サクラの花盛りを楽しんだり・・・。 春のおはなし会で読まれたそうです。
学校図書館にも先生がいることが利用につながり、半年前は数人だった図書館利用者が最近は一日50人ほどに増えています。135人利用した日もあり子どもたちの居場所にもなっています。
貸し出しがよくわかるように工夫したり、返却印として消しゴムでスタンプを作るとさらに競って借りてくれます。と報告がありました。
修斉小学校では図書の先生方とボランティアが連携を持ちながら取り組まれている様子がよくわかりました。 他の小学校ではどうなのでしょうか?。
最後に司会の中井さんが、これからもみなさん頑張って、協力し合ってやっていきましょう!と締めくくられました。
そして、「ひなたぼっこ」さんがドレミの歌をキーボードとフルートとピアニカとハンドベルで華やかに演奏してくださいました。
その後、全員で合唱して例会を終えました。
司会:中井さん 写真:河村さん 記録:中西
次回23回の例会は6月1日(金) 13時30分~15時30分
この日は図書館が休館日なので会場は市民会館25号室の予定です。